見出し画像

東大のアイドル研究会だった和田秀樹先生へ

「今日はしるこか…」

小学4年生のある日、隣の席のコダマくんが給食の献立にお汁粉を発見してそうつぶやいたんです。それがジジイみたいで可笑しくて、家に帰って弟に話したんです。

かれこれ長い時間を生きてきて、身近でもテレビでも、もはや膨大な数の言葉を聞いては忘れ…を繰り返してるなかで、なぜか忘れらない誰かの発言やコトバがあるよね?って話を、先月お墓参りの帰りのクルマでしたところ、それを弟が覚えていて(わたしも思い出して)二人で笑ったんです。

17532日前(の今頃だったとして。最近これに凝ってる😂)のある日の午前中のほんのある一瞬の、言った本人も絶対に覚えているわけがない、しかもそれを聞いたわけでもない私の弟が忘れられないという、とても変なことが起こるのがとても変です。

しかも、ここに書いたらそれをまた誰かが読むんですよ!本人のまったくあずかり知らぬところでまた展開される。言葉はそういう訳のわからない壊れたタイムマシーンみたいなところがある。

「MENUDO(メヌード)で~す♪」

メヌード。とある昼下がりテレビでやってた音楽祭で、次に歌うグループを紹介する楠田枝里子さんが忘れられない(しかし調べたら楠田枝里子さんじゃなくて真野あずささんだった!記憶は嘘をつく。ちなみに1985年の東京音楽祭だった。by オレ)

「コキ~ン?」

当時やってた土曜の深夜番組『ミッドナイト in 六本木』で、司会のMIE(元ピンクレディーのミーさん)が、前は桂三木助だった柳家小きん(その後、早くに亡くなってしまったんだね…)を呼んだのが忘れられない(by 弟)

あとはどっちもテレビから。それぞれたった1~2数の、一瞬の出来事。でも逆にいうと、瞬間の、音声でも書かれたものでも(映像だとしても)言葉をとらえる能力って大事だと思う。そんなんが一生を左右したりする。

でもこれはアナタと同じな人がいるじゃん!
(弟への業務連絡を兼ねて😂)




2008年の確か今頃の季節、『ROCKIN'ON JAPAN』の、一般の方の投稿欄で、本文に添えるように書かれていた言及を読んで、これは良さそうだなと確信し、年の瀬12月29日(今から5438日前)サカナクションが出る日を選んで観に行った。後に大森靖子さんが初出場したものの「このバンドでは後ろ半分に届かない」といって率いていた最初のバンドを解散させてしまったムーンステージに登場した山口一郎さんは…




そして2009年10月24日土曜日(5139日前)、自宅からそう遠くない、駿河台大学の学園祭に娘と2人で観に行った。

https://twitter.com/tenkist/status/1478163068744269826?t=1SI80kJj_YoueSubQqD1xQ&s=19


まだ大ブレイクはしていないのと首都圏とはいえ、飯能というローカルな場所なのとで、体育館の半分くらいしかお客がいなかったなかで…





先週は(もう先々週か)大森靖子さんとこの「TOKYO PINK FES」を観に出かけた。もう本当に素晴らししかった。大森さんのことはそれしか言えなくて、語るの苦手な若い子みたく「語彙力~」ってなるしかないんだけど、たくさんいるオタクの中にはツイッターの限られた文字数でも見事に伝える文章力のある人が何人もいて。わたしがロッキンオンの投稿文からビビッときて、すかさずライブに出かけたりしたような、そんなコトバの好循環が、今はそうして SNS で機能してるのだとは思う。けども(そっちはそっちに任せて😂)


それでもファンだから少しはわかることがあって、言いたくなることも。ただし、超歌手である大森さんの、その芸術や本質を語るための批評眼や文章力が足りないわたしみたいのがクソなことぬかしてご迷惑をお掛けしたくないってのがありまして。

そう、まずは音楽の評価ことがあるが(全然足りなくね?でも精進あるのみ!みたいな人なんですよね)ここでは大森さんの、夢を現実にしていく力、その凄まじい「仕事量」のこと、を言ってみたいのです。たとえば「仕事術」を取材したい!とか思う人が、ちゃんと出てきているのだろうか?受ける時間もないだろうし、受けない可能性がたかいと想像するけど(ノットビジネス ウィーアーカルチャー!)少なくともそのことをまだ知らない、アンテナさえ立っていないのが今のマスコミやジャーナリズムなのだとしたら、これはマジ、ぬるすぎると言わざるを得ないですよね!とにかく遅いんだよ、ずーっとだけど(言っちゃった😂)



大森さんとかアイドルのオタクが常に最先端なんですよ(着実に拡がってってる。行けばわかる♪)


先週も生島ヒロシさんのラジオで出勤中、糖尿病の専門医、牧田善二さんが『糖質中毒』に続いて『認知症にならない100まで生きる食事術』という文春新書から出した新刊を取り上げていて、

アルツハイマー病は脳の糖尿病で、糖尿病がアルツハイマー病を引き起こす最大の原因

という書籍の帯にも書かれてる理屈を紹介されてたけども、言ってみりゃたぶん、そうなんだろうと思う。前に文句を言った木下医師(ジャガー横田さん家族)の動画のコメント欄で、糖質制限は東洋医学だみたいな誤解が目についたけども、あながち間違っていないとも思ってる。東洋医学の全体性が関わってる。書店で「血管を鍛えなさい」みたいなのが家庭の医学コーナーに目立つようになって久しいけど、言ってみりゃたぶん、そうなんだろうと思う。問題のひとつはやっぱり西洋医学(科学)の、細分化の反動、セクショナリズムの落とし穴なんだ。

「友人は学生時代に作っておくべき。大人になっちゃうと同じようにはできないものだから」

そういう言い方あるじゃないですか。若いころ、そういうものかねぇ…くらいに聞いてたけれど、五十を過ぎてもできてる。ネットでも、リアルでも(性質?の違いはそりゃあるけどね)

前にちょっと触れた職場で知り合ったTKさんの『筒井康隆論』に影響されて、過去の資料(積ん読)を掘り起こすのが楽しい。『文藝』のバックナンバーから筒井さんと、佐々木敦さんの対談を見っけて読んでみたり。


丸谷才一さんにならってバラした😂


筒井さんは「小説の中には絶対に出てこない」
佐々木敦さん(面白い)
※TKさんも25年前に言ってて凄い(卒論で)

そんなこともあって、虚構と現実とか主体(の否定?ポストモダン?)がどうとか、から連想して、以前に読んで個人的にとても印象に残っている、小林康夫さんの言葉を思い出した。抜粋になるが…

テクノロジーと結託した「科学的な思考」と
対になりそれを可能にした「主体の哲学」があり
主体、すなわち個として普遍である主体が
普遍性に裏付けられた「科学言語」と
それと密接に連携した「技術」を使って
「世界を改造」する  
つまり主体にとって都合のいい「環境世界」
「生態世界」を自由に作り出していくというもの
そこから巨大なダイナミズムが起動したわけです
(小林康夫 大澤真幸『「知の技法」入門』河出書房新社より抜粋)

そしてそれは自由のプログラムでもあり普遍的権利として個々に与えられているという人権の思想が最終根拠となっていて…といったワンセットの理念の郡つまりこの巨大な思想が動きだしその到達した中にいることが全然あまりまえのことではなく何百万年の思考の営みを通じて確立したものでそれは途方もないことだと感動されるんですが劣等生な上に大学受験の国語や倫理や評論などスルーしてきたわたしはこれが知識人の大前提なんだと知ることになりそこも感動してしまったわけなんです!


「人間の総心拍数が20億回に達するのは、大体50歳前後です。また、がんで亡くなる人が55歳あたりから増えることや、女性の閉経年齢が50歳前後であることを踏まえ、私は生物学的なヒトの寿命は55歳ぐらいではないかとみています」
(小林武彦『老いて病む 人間の進化』読売新聞2023年11月12日 朝刊より引用)


人間の寿命は…と言われてる年齢を越えてすら、自分がいつ死ぬか、いつ(重大な)病気になるか、という最も大切なことについて、わりといつまでも本気で考えないんだよね、みんな。でも考えたところでやっぱり…

「どうせ死ぬんだから」ですよね。

「僕は上の血圧が220もありましたが、特に不調を感じなかったので5年くらい放っておきました(中略)血糖値は4年半前に660あり、糖尿病と診断されました。運動を始めて300まで下げることができた。それでも“基準値”には遠く及びませんが、3か月に一度の合併症の検査で異常はなく、体調はいいので問題ありません」
(週刊ポスト11月24日号 『やめると元気になる薬』より和田秀樹医師のコメントを引用しました)

わたしは自分の経験を根拠に、和田秀樹先生のオピニオンが誤解されないか、本来、対策を講じれば救われる状態の方の、正常性バイアスに作用して、取り返しのつかないことにならないかを危惧してしまうのですけれども…先に述べましたように、人類の長い長い歴史をふまえ、パースペクティブをうんと広げることができたことによって、長生きできても確かに五十歩百歩といいますか、「多少」に過ぎない、多少長生きできても因果に過ぎないなぁという視点を取り入れることができ、確かにそこで「自由」を選択するのも全然アリだよな!とも思うに至りました。

今の戦争の問題でもそう。知の巨人による大局観と、絶対に許してはならない感情論?(許してはならない!)マクロとミクロ?何でもいいけど、どちらも現実であること。

それでも…です。
歴史は続いているのです。
良くも悪くも、
と言っちゃいそうになりますが…

良いほうに。

それは砂粒みたいなもの(そうだ『しるこ理論』と名付けよう💡)も、やはり意味があるし、むしろ大切なのだ。

そこで今回はあえて言うと、

『どうせ死ぬんだから』ではダメなのだ。


自分とは別の方向から、今のマーケットに敏感な年下の上司が、和田秀樹先生に非常に共感していたり(書店の平積みがさらにリアルになります)『どうせ死ぬんだから』を買いたいのだがどこにも売ってないと聞いて、実際チェックしてみれば確かにどこも品切れだったようだし…爆売れしてるわけです。

たぶん想像以上に影響力があります。
これからのことを予測もします。

見出しほどの内容、無くない?

和田秀樹先生が、
必要以上に利用されませんように。
(経済に)


わたし、ヘソ曲がりが過ぎますかねぇ。

ホント、いい年こいてアイドルのライブに行ったりして(どう考えても最年長クラスなんだが…気持ちは10年前とちっとも変わらない😂)

アイドルソングの快楽、至福。
(貼って終わります✨)


これがみられる時間の目盛りが見えてきた今、これからも長きに渡って見れる若者が、
心底うらやましいのです。

そうだ、なので東大のアイドル研究会出身の和田秀樹先生に(武田久美子さんを発掘した!)これを言わなきゃなのは、やっぱこのわたしだった(オッサンの長生きを支援しなきゃですよ!)


読んでくださりありがとうございます。

体が冷えると落ち着かなくなるし、
あらゆるテンションが下がりますよね。
部屋を暖かくして暖かい飲み物を用意して、
ゆっくり過ごしてくださいね。
(次回はまた糖質制限のこと書くつもりです!)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?