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ドーパミン中毒を読みました。読書感想文です。

今回のテーマ

ドーパミン中毒に関する本を読みましたので、それについて
つらつら書いていきます。
よろしくお願いします。

はじめに
第1章 皆のマスターベーションマシン
第2章 苦痛からの逃走
第3章 快楽と苦痛のシーソー
第4章 ドーパミン断ち
第5章 3つの方法――空間、時間、意味
第6章 壊れてしまったシーソー?
第7章 苦痛の側に力をかける
第8章 徹底的な正直さ
第9章 「恥」が人とのつながりを生む
結論――シーソーの教訓
訳者あとがき


著者はスタンフォード大学の医学部教授で、
自身も依存症の経験があるそうです。

ドーパミンに関わることを、様々な症例を通して解説しています。
それぞれの症例は快楽に振り回されるとどうなるかを丁寧に書かれています。

アメリカの話ですが、日本でも大い当てはまる内容です。

快楽を求めすぎると、苦痛に変わる話が途中出てきます。
著者は、シーソーを使って解説しています。
苦痛と快楽は、脳において同じ場所で感じるためらしく、
どちらかに偏れば、水平を保つためにもとに戻るとのこと。
人間の体は様々のなことを一定に保つことを
良いとしているためだそうです。

しかし、一定以上どちらかに偏り続けることは、
体にとって良くないことみたいです。
一端水平まで戻ったらそこから止まることなく、逆の方向に
傾くそうです。それゆえに、快楽が苦痛に変わっていくそうです。

シーソーの説明がうまい?かどうかはさておき、
快楽が苦痛に変わるとはね。知らなかったです。
過度に何か求めること、過ぎたるは猶及ばざるが如しという
事でしょうかね。

他にも快楽にさらされつづけると、受容体の関係で
反応が鈍くなることなどの説明が続きます。

この本にはそれ以外にも、対策方法も書かれています。
解説の章でも、例が書かれているので学びやすいでしょう。
薬物療法で治している人の例は、私は考えさせられましたが・・。
この章で出てくる人は、自分を治療してくれる薬を
自分の欠けているものを補う大切なものとして説明しています。

私もADHDなのでコンサータが手放せません。そういう体ですから。
身体には負担がかかる物とも知っています(心臓に負担がかかるらしい)
それでも、やめられないんですよね。
私の場合は一般の人、普通の人に限りなく近づくので。
この説明をみて、薬は当人にとっては、
その目的以上のものを持つのではないかと考えさせられてしまいました。

他の章は、苦痛の側にいると快楽の方向に戻っていく話。苦痛の依存の話など、様々です。個人的には後半の話も興味深いので読んで見てほしいです。

総じて学びのある書籍です。新書サイズなのでサクッと読めます。


まとめ
ドーパミン、快楽の依存に関する書籍の感想や内容を書かせてもらいました。サクッと読めて、ためになる本です。
快楽依存症に興味のある方は読んで見てもいいかもしれません。

今回はここまで

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