#理学療法
人工膝関節全置換術における膝蓋下脂肪体
膝蓋下脂肪体(Infrapatellar Fat Pad:IFP)における健常膝と変形性膝関節症膝の違い
・線維症(Fibrosis)
・リンパ球浸潤
・血管新生
IFPと滑膜が2つの個別の組織ではなく、単一の解剖機能単位であることが示唆される
現状(2019年論文)ではTKA時のIFP温存or切除について明確なガイドラインはない
IFP切除、滑膜切除を受けたTKA術後症例では、膝関節ROM
ACL再建術後リハビリテーション
アスリートにおいて術後2年は大腿四頭筋の筋力低下、主観的な膝関節の機能低下、パフォーマンスの非対称性を経験する。
術後3年でも大腿四頭筋筋力は6〜9%低下する。
大腿周径差はなく、神経発揮の問題と考えられる。
ACLR後14年で変形性膝関節症リスクが3倍に増加(移殖腱による差はなし)
アスリートの復帰
受傷前のレベルに戻った 65%
競技スポーツに復帰 55%
学生スポーツレベルでは80〜9
アキレス腱断裂のリハビリテーション
スポーツに限らず様々な症例を見る機会が多い。
仕事中であったり、アマチュアスポーツレベルであったり、基本的に安静度内では予防的観点で進めていくのが間違いないと思う。
背屈角度に関してはアキレス腱装具着用の場合、OFFになった後のテクニカルな部分も大切になってくる。
特にスポーツ復帰を考えた場合、これは競技レベルに問わず下腿三頭筋筋力と足関節の背屈角度がネックになる場合が多い。
まずはアキレス腱
変形性膝関節症に対する運動療法の必要性
関節外傷、抗重力筋萎縮、力学的ストレス
によって
膝関節腔には軟骨の微細破片や細胞内分子が遊離する
↑
自然免疫細胞によって除去される
(DAMPs 障害関連分子パターン、PAMPs 病原関連分子パターン)
タンパク質複合体のインフラソーマを形成し、炎症性サイトカインIL -1β、IL -18を放出し除去する。
しかし関節外傷時、抗重力筋萎縮時には軟骨微細破片や細胞内分子の増加
↓
IL-1β、