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学習

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論文や参考書、研修などで学んだ内容などをまとめ、自己学習の一環としてまとめています
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2023年5月の記事一覧

肩関節のリハビリテーション①

肩関節のリハビリテーション①

肩峰下滑液包炎

85%で注射を実施
疼痛消失まで17.6週、注射の平均本数10.7本

除痛目的での連続使用は腱断裂、ステロイド性関節症のリスク+

病態

①腱板断裂が小さく断裂経過時間を短く、発症年齢が比較的若い症例

浮腫以外には著変がなく、わずかに断裂部に一致した発赤や充血がみられる
→絨毛の増生はみられるが、滑液包の基本構造は保たれる

②中等度断裂、数ヶ月の羅病期間を有する

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肩関節のリハビリテーション②

肩関節のリハビリテーション②

腱板断裂端にみられた組織学的変性
①膠原線維の最小化及び不整走行
Thining and Disorientation  of collagen fiber (TD)
②粘液変性 Myxoid Degeneration (MD)
③硝子化変性 Hyaline Degeneration (HD)
④軟骨化変性 Chondroid Metaplasia (CM)
⑤石灰化 Calcification

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肩関節のリハビリテーション③

肩関節のリハビリテーション③

・挙上制限に対し思うこと
肩甲胸郭関節における肩甲骨下角の前上方偏位不足例が多い。これに関しては、広背筋が硬いのか、activeでの可動性が制限されているのか。
特に骨折例で術後初期より肩甲胸郭関節のmobilityを出しきれていない場合もある。
術前、受傷前の肩甲胸郭関節周囲の筋力が低下している場合も多い。足腰の筋力が大切と言われ久しく、テレビなどでも転倒予防、ダイエットに対してなど様々な筋力ト

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足関節不安定症(CAI)と理学療法

足関節不安定症(CAI)と理学療法

CAIの進行予測因子・初回内反捻挫 2POW
40cm台からの片脚着地動作困難
Drop Vertical Jumpが遂行困難
→感度83%、特異度55%

受傷後6ヶ月
Star Excursion Blance Testにおける後外方リーチ距離の短縮
Foot and Ankle Ability  Measure ADL Scaleの低値

足関節不安定症

・求心性外反筋力の低下
・静、動的

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疼痛に対する理学療法

疼痛に対する理学療法

慢性痛への治療法リハビリテーション熱圧刺激に対する痛み
→内因性カンナビノイドとオピオイドの関与
 下行性疼痛抑制系の活性化
*下行性疼痛抑制:中脳水道灰白質が興奮性入力を受けると痛み信号を脊髄後角レベルで抑制・遮断する

骨格筋は分泌器官

BDNF、IGF–1、FGF–2:海馬の新生ニューロンを生育
IGF–1、FGF–2:骨芽細胞、破骨細胞の分化・機能促進
IL–6:膵からのインスリン分泌を

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変形性膝関節症に対する運動療法の必要性

関節外傷、抗重力筋萎縮、力学的ストレス
によって
膝関節腔には軟骨の微細破片や細胞内分子が遊離する

自然免疫細胞によって除去される
(DAMPs 障害関連分子パターン、PAMPs 病原関連分子パターン)
タンパク質複合体のインフラソーマを形成し、炎症性サイトカインIL -1β、IL -18を放出し除去する。

しかし関節外傷時、抗重力筋萎縮時には軟骨微細破片や細胞内分子の増加

IL-1β、

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