桶川さんぽ!明星院
まだ🌸桜🌸が咲いていた頃でした
明星院
埼玉県桶川市た倉田にある真言宗智山派の寺院です
本尊は虚空蔵菩薩 真言宗関東十一談林の1つ
新義真言宗智山派御室仁和寺の末で
五大山 明星院 與願寺と号します
永和3年に入寂(僧侶が没すること)した
隆尊の開山と伝わり
約1350年頃(室町時代初期)のことと推定されます
しかし この頃の記録はほとんどなく
中世頃の明星院については詳らかではありません
元は朱色だった 見た目ピンク色の仁王門!
嫁さまが申すには「右が勝ち」だそうです
(ジャンケンで右がパーで左がグーだから)
戦国時代から江戸時代に活躍した
太田氏 北条氏 徳川氏に関する古文書が残され
【明星院文書】として県指定文化財になっています
内訳は太田氏文書3点 北条氏文書4点
伊奈氏文書1点 徳川氏文書5点です
このうち9点が閼伽井坊(無量寺)に宛てられたもので
徳川氏文書のうちの4点が明星院に宛てられたものです
徳川家康公は明星院 第十四世祐長と親交があり
家康公自身も何度か明星院を訪れています
天正19年 には徳川家康公より朱印地10石を寄進されました
また 伊奈忠次が小室に陣屋(小室藩)を置くために
その地にあった無量寺閼伽井坊を明星院に移転させ
付近の田3町歩を寺領として与えるとあります
(天正19年6月6日付、伊奈忠次文書・埼玉県立文書館 蔵)
明星院宛の文書には慶長18年に家康公が下した
「新義真言宗法度」が存在します
これは明星院の属する新義真言宗の宗派唯一のもので
幕府の宗教統制を如実に物語る資料です
こうした法度が明星院に下されたのには
先述したような祐長の存在や
宗派の触頭職にあったことなどが挙げられます
また
これに遅れること半年 二代将軍秀忠も同じく
真義真言宗法度を明星院に下しています
将軍と大御所の
二元政治を物語る資料としても貴重です
このように 明星院文書は
関東中世史の研究や宗派の研究に留まらず
当時の権力による宗教支配などの実態を
知る上でも欠かすことのできない
貴重な資料と言えます
また家康公から贈られた当時の弁当箱や
屏風が明星院のお宝として
現在も大切に保管されています
(*一般公開はされていません)
本堂 裏の竹やぶには
高さ約31m
推定樹齢600年の大きなカヤの樹があり
「倉田の大カヤ」と呼ばれています
現在は埼玉県指定の天然記念物です
隆尊が修行中に
挿し木したもの であると寺では伝えられています
竹やぶには
「明星の井戸」があり明星院の名前は
この井戸が由来です
天女が明け方の雲の中に立ち
手から伸びた1本の糸を垂らし
それが井戸まで続いているのを
村人が見たという伝説があります
井戸から明星が
飛び出したという言い伝えもあります
本当の井戸は本堂の下にあるとも言われています
ケンちゃん的 桶川手探りグルメ!
桶川市 朝日にある和洋菓子店です
兄妹弟3人で製造に携わって
現在マイブームのお店です(笑)
大きな栗を
丸ごと1つ包んだ粒あんのどら焼き
この時期「柏餅」ですね~ぇ
嫁さまが選んだ(撮影忘れ)
和栗のモンブランが美味しいので
次回はコーヒーと洋菓子も撮りたい💦
ここまで読んでいただきありがとうございました。