【新興市場経済での為替レートのコントロール💎】『Modeling Sterilized Interventions and Balance Sheet Effects of Monetary Policy in a New-Keynesian Framework』:IMF Working Paper No.4💝2023/11/12
卒業論文にこだわりたい💛
私もいよいよ卒業論文の執筆に
取りかかる時期がやって参りました👍
何事もアウトプット前提のインプットが
大事であると、noteで毎日発信してきました
これは、どのような内容で
あっても当てはまります👍
論文を一概に読んでも
記憶に残っていなかったり
大切な観点を忘れてしまっていたりしたら
卒業論文の進捗は滞ってしまうと思います
だからこそ、この「note」をフル活用して
卒業論文を1%でも
完成に向けて進めていきたいと思います
収益化をすることはなく、先行研究などのコンテンツを正しく引用し、適切な発信ができるように努めます📝
私の卒論執筆への軌跡を
どうぞ最後までご愛読ください📖
今回の参考文献🔥
今回、読み進めていく論文は
こちらのURLになります👍
Author/Editor:Jaromir Benes ; Andrew Berg ; Rafael A Portillo ; David Vávra
Publication Date: January 14, 2013
前回のお復習い📝
Modeling Sterilized Interventions and Balance Sheet Effects of Monetary Policy in a New-Keynesian Framework
Author/Editor:Jaromir Benes ; Andrew Berg ; Rafael A Portillo ; David Vávra
Publication Date: January 14, 2013
II. Exchange Rate Targeting and Exchange Rate Intervention: Two Unrelated Literatures
金融政策における為替レートの役割を扱ったマクロ経済文献のほとんどは、新興市場国や発展途上国への適用が非常に限られています📝
著者らは通常、中央銀行がインフレと潜在的な為替レートの両方を目標とするために使用する手段は金利というただ1つだけであり、外国為替市場への直接的な介入や実際に介入が行われる可能性があるさまざまなチャネルは一旦対象外として置いておくと想定しています
したがって、これからわかるように、この「為替レート目標“Exchange rate targeting”」に関する文献は、多くの重要な質問に対する適用範囲が限られているのです
この文献の多くは、インフレターゲティング政策における目標と為替レートの安定化のための目標レートの組み合わせ(a combination of inflation targeting and some exchange rate objective)によって実現されると考えられる暗黙のインフレまたは「汚い’dirty’」インフレの調査に関係しています
ほとんどの著者らは、中央銀行が有する為替レートが含まれた政策金利の反応関数が理にかなう条件を調査しています
※中央銀行が有する政策金利目標を達成するために為替レートを内包する政策反応関数において、それが意味を成すような条件を調査しています・・・?
(Taylor(2001)Natalucci and Ravenna(2002)および Roger et al.、(2009)、これには優れた要約が含まれています📝)
先進国経済のモデルにおける金利ルールにおける為替レートの理論的役割はほとんどありませんが、新興市場では状況がより複雑(more complicated for emerging markets)です
多くの著者が、財政的に脆弱(vulnerable)な経済やドル化された経済という文脈で、反応関数における為替レートを分析しています(例: Moron and Winkleried、2005、Batini et al.(2007))
Leitemo と Soderstrom (2005) は、新興国経済に共通する特徴として政策伝達の不確実性の影響(the effects of policy transmission uncertainty)を調査しています
またRoger et al. (2009) は、政策の信頼性と期待の形成(policy credibility and expectations formation)についても考察しています
高い生産性の伸びや異時点間の代替手段への限定的な依存など、新興市場経済の構造的特徴は、Natalucci and Ravenna (2008)および Roger et al. (2008) によって調査されています
これらのモデルで分析されたすべての歪みとEM特有の特徴(EM–specific features)にもかかわらず、この文献では、新興国市場の反応関数に為替レートを含めることに対する支持は限られており、重大なリスクを指摘しています
たとえば、 Roger et al. (2009) は、金利ルールに為替レート条件を設けることは、為替レート、金利、貿易収支のボラティリティを低下させるのに役立つかもしれないが、特にその経済が経済は需要とコスト押し上げのショックにさらされているような場合には、インフレと生産のボラティリティの点でコストがかかる可能性があると結論付けています📝
彼らはまた、為替レートを高度にターゲットにする(high degrees of exchange rate targeting)と、どんなメリットも失われる傾向があるとも指摘しているのです💦
本日の解説は、ここまでとします
このような歴史や先行研究をしっかり理解した上で、卒業論文執筆に取り組んでいきたいです
読み終えた先行研究📚
『日本の為替介入の分析』 伊藤隆敏・著
経済研究 Vol.54 No.2 Apr. 2003
『Effects of the Bank of Japan’s intervention on yen/dollar exchange rate volatility』21 November 2004
Toshiaki Watanabe (a), Kimie Harada(b)
『The Effects of Japanese Foreign Exchange Intervention: GARCH Estimation and Change Point Detection』
Eric Hillebrand Gunther Schnabl Discussion
Paper No.6 October 2003
私の研究テーマについて🔖
私は「為替介入の実証分析」をテーマに
卒業論文を執筆しようと考えています📝
日本経済を考えたときに、為替レートによって
貿易取引や経常収支が変化したり
株や証券、債権といった金融資産の収益率が
変化したりと日本経済と為替レートとは
切っても切れない縁があるのです💝
(円💴だけに・・・)
経済ショックによって
為替レートが変化すると
その影響は私たちの生活に大きく影響します
だからこそ、為替レートの安定性を
担保するような為替介入はマクロ経済政策に
おいても非常に重要な意義を持っていると
推測しています
決して学部生が楽して執筆できる
簡単なテーマを選択しているわけでは無いと信じています
ただ、この卒業論文をやり切ることが
私の学生生活の集大成となることは事実なので
最後までコツコツと取り組んで参ります🔥
本日の解説は、以上とします📝
今後も経済学理論集ならびに
社会課題に対する経済学的視点による説明など
有意義な内容を発信できるように
努めてまいりますので
今後とも宜しくお願いします🥺
マガジンのご紹介🔔
こちらのマガジンにて
卒業論文執筆への軌跡
エッセンシャル経済学理論集、ならびに
【国際経済学🌏】の基礎理論をまとめています
今後、さらにコンテンツを拡充できるように努めて参りますので何卒よろしくお願い申し上げます📚
最後までご愛読いただき誠に有難うございました!
あくまで、私の見解や思ったことを
まとめさせていただいてますが
その点に関しまして、ご了承ください🙏
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