【輸出手続の一巡🌟】貿易取引の全体像を把握することが最も重要な勉強法🚢:貿易実務検定C級対策 No.58
貿易実務のエキスパートを目指したい🔥
私が挑戦する貿易実務検定®は
貿易に関連する自分の実務能力・知識が
どの程度のレベルにあるのかを客観的に
測り証明することができる検定です。
実際に、商社・メーカー等においては
勤務年数ごとに貿易実務検定の各級合格が
必須となっている企業もあるそうですね👀
貿易に携わる企業への勤務・転職・就職等を
お考えの方、インターネットによる個人輸入を
行う方や国際舞台で活躍を目指す方にとっても
「貿易実務検定®」は幅広く活用できますので
活躍のチャンスが広がるのではないでしょうか?
きっと私たちの生活に密接な「貿易」実務に
対する知識を身につけることで
これからの人生における選択肢も増え
もっと有意義なものになることでしょう✨
私も2024年4月から商社へ勤務する予定ですので
貿易実務のエキスパートを目指していきたいです!
そして、私の将来的な理想像である
「世界と日本を繋ぐ架け橋のような人財」を
体現できるように努力していきたいと思います🌏
まずは、初級レベルの該当するC級の取得を
目標に、コツコツと勉強して参ります🔥
最終的には、B級、そしてA級の取得を目標に
英語学習も含めて取り組んでいきます!
※なお、本稿はあくまで試験対策の内容です。
したがって、実際のケースとは異なる場合や
簡略化した点が若干ありますが、その点に
関しましてはご了承ください🙏
これからnoteでアウトプットするなかで
皆さまに「貿易実務」の魅力を
お伝えできたら幸いです!
ぜひ、最後までご愛読ください📚
前回のお復習い💖
輸出取引全体の流れ🚢
それでは以下に、輸出取引全体の流れ
について整理していきたいと思います👍
自国が輸出国、そして海外が輸入国
であるという想定でまとめます🎊
加えて、貿易取引を構成する
「モノ・カネ・カミ」という3つの
流れについて一緒に確認していきます。
①~⑳と少し長いですが、貿易実務の
一巡を整理することは非常に大切ですので
最後までご覧いただけますと幸いです。
①売買契約(スタート)
輸出者(自国)と海外にいる輸入者とで
売買契約が成立しましたので
貿易取引がスタートします👍
※海外マーケティングから取引先決定
そして取引交渉のフェーズは割愛🙇
②信用状(L/C)発行依頼
海外にいる輸入者は、(海外の)取引銀行に
信用状発行依頼をします!
※海外の銀行はL/C発行銀行となります🏦
③信用状の発行と通知🔔
海外のL/C発行銀行は、自国の通知銀行
(Advising/Notifying Bank)に対して
信用状(L/C)を発行します。
そして、自国の通知銀行は、輸出者に
対して、L/C通知を行うのです👍
⇒輸出の実務開始🚢
④為替買予約
L/C通知を受けた自国の輸出者は
自国の買取銀行に対して
為替買予約を実施します👍
⑤メーカーへ商品出荷依頼
L/C通知を受けた輸出者は
自国のメーカーに対して
商品出荷依頼を行います!
※メーカーからの納入もあり
⑥輸出承認(許可申請)
輸出者は、経済産業省をはじめ
必要な主務官庁に対して
輸出承認(E/P)またはその他の
許可・承認などの申請を行います。
そして、経済産業大臣などから
輸出許可・承認等を得る事ができれば
本格的に手続きを進めていけるのです✨
⑦海上保険の手続き
次に、自国の輸出者は保険会社に対して
保険の申込みを行います!
そして、保険会社から海上保険証券を
受け取ることになるのです👍
⑧船腹予約:スペース・ブッキング
自国の輸出者は、船会社に対して
電話(Tel)を通して、船腹予約をします🚢
⑨通関・船積依頼
輸出者(自国)は、海貨業者に対して
通関・船積依頼を実施します。
※このタイミングで乙仲または
船会社の倉庫に搬入もしておきます📦
⑩D/R:ドック・レシートの送付
通関・船積依頼を受けた海貨業者は
船会社(共に自国)に対して
D/R:ドック・レシートの確認
(海貨業者⇔船会社の相互送付)
を行います。
※コンテナ船での輸送を想定
⑪輸出申告&輸出許可
D/R:ドック・レシートを船会社より
受け取った海貨業者は、税関に対して
輸出申告のために輸出承認申請書
(Export License)の提出を行い
税関から輸出許可(Export Permit)を
もらうことができれば完了です👍
※原則として、申告後に
保税地域(bonded area)に搬送します👀
⑫D/R&輸出許可証の提出・返還
このタイミングで、海貨業者は
コンテナ・ターミナルへ
D/R(ドック・レシート)ならびに
税関から得た輸出許可証を提出します👍
※このタイミングで船積みもします!
⇒「モノ」は出航されるはずです🚢
そして、コンテナ・ターミナルから
D/R(B/L交換用&荷主控用)の2枚
そして、輸出許可証が海貨業者に
返還されることになります📝
⑬D/Rの提出と船荷証券(B/L)の受領🌟
コンテナ・ターミナルから受け取った
D/R(B/L交換用)を、海貨業者は
船会社へ提出します📨
そして、このタイミングで船会社から
船荷証券(B/L)をもらうことができるのです。
⑭輸出者へ船積書類の送付
そして、船会社からB/Lを受け取った
海貨業者は、荷主である輸出者に対して
・船荷証券(B/L)
・輸出許可証
・D/R(荷主控用)
の3点を送ることになります👍
⑮買取銀行への送付
そして3点を受け取った輸出者(自国)は
買取銀行(自国)に対して
荷為替手形・船積書類を提示します!
船積書類とは、船により輸送される
貨物の財産権を表す商用書類のことで
商業送り状(Invoice)、船荷証券(B/L)
保険証券(I/P)の3つが主要なものです!
⑯手形買取(代金立替)
荷為替手形・船積書類を提示された
買取銀行(自国)は、ここで
手形の買取(代金立替)をします💴
⑰荷為替手形・船積書類の送付(海外へ)
手形の買取(代金立替)をした買取銀行は
海外の信用状発行銀行に対して
荷為替手形・船積書類の送付を行います💌
⑱手形の呈示(海外)
買取銀行(自国)から荷為替手形や
船積書類を受け取ったL/C発行銀行は
輸入者(外国)に対して
手形を呈示することになるのです。
⑲代金の支払&船積書類の受取(海外)
手形の呈示を受けた輸入者(海外)は
このタイミングで、代金を支払います。
そして、D/P手形を想定すれば、同時に
船積書類を受け取ることになるのです📚
⑳コルレス契約による代金決済
L/C発行銀行(海外)と買取銀行(自国)
とは、コルレス契約が結ばれているとして
このタイミングで、代金決済が行われます。
このように、貿易業務の流れと
関連書類の一巡ですが
これらを時系列で考えて見ると
輸出者の主な手続&業務は
「通関・船積み」と
「銀行への買取手形依頼」
という2段階によって
構成されていると言えるでしょう👀
本日の解説はここまでとします!
輸出に関する貿易実務について
ご理解いただけたでしょうか??
次回は、より検定試験対策を意識して
貿易の仕事と関連書類について
時系列で整理していくことにしましょう✨
なお、本投稿シリーズ作成における
参考資料は、以下の通りです。
英語の学習にも繋がりますので
勉強するモチベーションが
より一層高まりますね✨
おすすめマガジンのご紹介🔔
今後、さらにコンテンツを
拡充できるように努めて参りますので
何卒よろしくお願い申し上げます📚
最後までご覧いただきありがとうございました🌈
まだまだ浅学非才な私ですが
noteという最高の環境を活用して
日々、成長できるように精進します🔥
アウトプット前提のインプットを体現する
ことができるのは、本当に有意義であると
思いますし、成長の記録としても残るので
非常にやりがいを感じています。
社会人になってもnoteはなるべく
継続していきたいことではありますが
あくまで趣味としての取組みになりますので
優先順位を大切にして活動していきます!
お気軽にコメント、スキ&記事の共有
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今後とも何卒よろしくお願いいたします!