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【労務費 Part➀】種類や目的により細かく分類される労務費について:エッセンシャル会計学 No.56🏭

今回から費目別計算のうち
「労務費」について学習します!
前回の材料費と同じく、労務費も
原価計算において非常に大切です。

なお、労務費は材料費以上に種類や目的に
よって細かく分類されるので、しっかりとした
理解を深めておくことが仕訳において大切です✨

Part➀である今回は、労務費の概要
ついてしっかり確認していきましょう!


会計・財務についてもっと学びたい🔥

会計業務や経理、財務、簿記についての
基本的な知識を持つことは、ビジネスパーソンに
とって重要であると感じています。

今後、定期的に投稿していく
【エッセンシャル会計学シリーズ】では
会計業務の重要性から経理や財務の役割まで
私が勉強したことをわかりやすく
アウトプットしていきたいと思います🔥

さらに、経理業務の具体的な内容や
財務業務の目的、簿記の種類と特徴に
ついても詳しく掘り下げていきたいです💛
そして、日商簿記検定2級合格を
最終的な目標として
会計学を
勉強していきたいと思います!

ビジネスにおける財務情報の管理や
経営判断の基盤となる知識を身につけるため
ご一読いただけますと幸いです💖

前回のお復習い📑

工業簿記においては、何より以下のような
「勘定連絡図」を意識して、仕訳を
していくことが非常に大切でしたね👍

出所サイト:勘定連絡図

労務費の分類🤖

まず労務費とは製品を製造するために労働力を
消費したときの、労働力の消費額のこと
をいいます。

何より労務費には、いろいろ種類があります。
工員に支払う賃金以外に、アルバイトや工場で
働く事務職員や監督者に対する給料なども含まれているのです!

労務費の種類や目的による分類

それでは、工業簿記で登場する労務費の種類とそれらの目的についてざっくりと整理していきましょう!

  • 賃金:工員に対して支払われる給与。(注1)

  • 給料:工場監督者や事務職員に支払われる給与。

  • 雑給:アルバイトや、臨時に雇われる従業員に対して支払われる給与。

  • 従業員賞与・手当:工場従業員に対して支払われる賞与(ボーナス)や、作業には直接関係のない手当(家族手当、通勤手当、住宅手当等)。

  • 退職給付費用:工場従業員に対する退職金の引当金繰入額。

  • 法定福利費:健康保険料や厚生年金等の社会保険料の内、企業側が負担する金額。

注1:なお、製品を製造するために作業する工員のことを直接工といい、製品の製造には関与せずに間接的な作業を行う工員のことを間接工と区分します。
そして、直接工の作業している時間は、さらにその作業内容によって、直接的に製品の製造作業(加工作業や組立作業 など)を行っている直接作業時間と、間接的な作業(材料の準備や、機械の設定など)を行っている間接作業時間とに分類されることを覚えておきましょう!

製品との関連における分類

労務費は、(材料費と同じく)特定の製品ごとにどれだけの労働力が消費されたのかを把握できるか否かによって、直接労務費と間接労務費に分類されます。

結論、直接労務費は直接工の直接作業時間に対する賃金です💴
※それ以外(直接工の直接作業時間以外の労務費)は、すべて間接労務費に該当することになります。

賃金・給料の支払🏦

労務費の中で、金額の計算が問題となるのは賃金や給料になります。
ただし、工員以外の事務職員や監督者に対して支払った給料は、「賃金」勘定ではなく「給料(費用)」勘定に計上するため、勘定科目は、支払った対象が工員かそれ以外かで明確に区別されるのです。

$$
\\<支払賃金の計算>\\支払賃金 = 基本給 + 加給金\\
基本給 = 支払賃率 × 作業時間\\          \\      \\<工員に対する賃金支払時の仕訳>\\(借)賃 金 ××/(貸)現 金××\\          (貸)預り金××\\※預り金≒源泉徴収
$$

それでは、最後に賃金・給料の支払いに関する練習問題をアウトプットしていくことにしましょう!

以下の資料に基づき、必要となる仕訳および、賃金勘定と給料勘定の借方に記入される金額を答えなさい。
・当月の工員の作業時間は190時間、支払賃率は1時間あたり1,000円である。
・残業手当を10,000円支払っている。
・源泉所得税20,000円と健康保険料1,000円を差し引いた残額を当座預金から支払った。
・工場の事務職員に、当月の給与として250,000円から源泉所得税17,000円と健康保険料8,000円を差し引いた残額を当座預金から支払った。

$$
\\解答:賃金&給料の支払い\\
➀工員への支払\\\begin{matrix}\\賃金:200,000&当座預金:175,000\\&預り金:25,000\\     \end{matrix}\\    \\②工場の事務職員への支払\\\begin{matrix}\\給料:250,000&当座預金:220,000\\&預 り 金:30,000\\    \end{matrix}
$$

このような形で計算をしていくこと、ならびに適切に仕訳をしていくことがこれから大事になってきます💖
次回、Part➁では、労務費の消費というテーマを中心にアウトプットしていくことにしましょう!

私が考える会計学を学ぶ意義💖

会計知識は、経理や会計士だけが理解していればいいというわけではありません🔥

なぜならば会計は、経理や監査法人の会計士だけではなく、営業や管理職、経営全般まで、会社に所属している全て人にとって必須の知識であると考えているからです!

ほとんどすべての会社は、営利団体であると思われます!
つまり、ボランティアではなく、利益を追求し、事業活動を行い、会社は成長していくことを本質的な目的にしていることでしょう。

私も株式会社に就職を予定している以上、利益の出る仕組み、お金の流れは確実理解をしておく必要があることを自覚しています。

例えば、営業マンだとしても、売上の目標や予算作成に関わることがあると思います!
そして、その予算の仕組みも、売上の処理も、全て会計が関係しているのです。
また、営業の売上は経理が処理をし、会社の利益がいくらになるかを算出していくことになります!

総じて、会計を知ることで、会社にどれほどのインパクトをもたらしているのかを把握でき、予算の作成においても精緻に行えるようになると言えますね💖
また、数字に強くなり、定量的な分析に基づく思考法やビジネスが行えるようになるでしょう。

そして、会計の知識を洗練していけば将来的に経営者の視点を手に入れることができると思いますので、新規プロジェクトにアサインされたり、昇格のきっかけにもなり得るかもしれません🔥

会計の基礎知識である「財務3表の理解」を中心に理解を深め、財務3表とは何か?
これを見て、何をどう判断するのか?などを考えていきたいですよね
この知識があるのとないとでは、今後の仕事の仕方が大きく変わることに間違いはないでしょう。

これからの時代はグローバルに活躍できる人材というのがより一層求められると思います!
私の投稿でも会計の基礎を身に着けるのであれば、英語も交えて知識をつけると、今後ますます活躍できるフィールドが広がっていくと考えていますので、グローバルスタンダードにも挑戦していくことにしましょう🔥

なお、参考資料は以下の通りです。

おすすめマガジンのご紹介🔔

こちらに24卒としての私の就職活動体験記をまとめたマガジンをご紹介させていただきます👍
様々な観点から就職活動について考察していますので、ご一読いただけますと幸いです。

改めて、就職活動は
本当に「ご縁」だと感じました
🍀

だからこそ、ご縁を大切
そして、選んだ道を正解にできるよう
これからも努力していきたいなと思います🔥


今後、さらにコンテンツを拡充できるように努めて参りますので、何卒よろしくお願い申し上げます📚

最後までご愛読いただき誠に有難うございました!

あくまで、私の見解や思ったことを
まとめさせていただいてますが
その点に関しまして、ご了承ください🙏

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考え方の引き出しが増えた!
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