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おもしろき事もなき世をおもしろく


お久しぶりのnote投稿。2ヶ月ぶり?
サボってる2ヶ月の間に髪をブリーチ3回して、
その1ヶ月後に黒染めして髪が絶賛死亡中ですが
元気に生きてます。


まず少し近況報告。

1月4日からデンマークにあるノーヒュンスフォルケホイスコーレという学校に通っています。
(全寮制)

フォルケホイスコーレってなに??って方は
是非こちらのnoteを。


今回は、そのフォルケホイスコーレでの生活の中で感じた事について。
(長くてめんどくさいのでフォルケに以下省略)





「おもしろき事もなき世をおもしろく」


長州藩、奇兵隊で有名な高杉晋作の言葉。
僕の好きな言葉。


世界が面白くないなら
自分で面白くしようって意味。



フォルケに1ヶ月滞在して、
この言葉の捉え方が少し変わった。

まさか日本から遠く離れたデンマーク、フォルケホイスコーレでこの言葉を思い出すとは思いもしなかった。



なぜフォルケで
この言葉の捉え方が変わったのかというと、


フォルケでは、

学校の設備に不満があるなら、
自分たちで考えて話し合って変える。

授業の内容に不満があるなら、
自分達は何を学びたいのかを考えて話し合い、
先生に伝え、変える。

授業がない週末。やる事がなくて暇なら、
色んなイベントを自分達で考えて実行する。



そんな事がこの学校では、日常茶飯事なのだ


フォルケは生徒がそれを思い立った時、
作り替えるための十分な余白のある素敵な学校。




楽しくないなら、楽しいように変えればいい。



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これが僕には新しい価値観だった。





中学・高校では自分達がいくら頑張っても、どうせ学校は何も変わらないと諦めていた。

だから今までは、
楽しくない事の中でも、なんとか楽しさ、やりがい
を見つけ出して少しでも楽しもうっていう考え方だった。



それでもいいと思ってた。




だけどフォルケに来て、
楽しくないなら変えてもいいんだ。変えれるんだ。
という事に気づかされた。




日本に帰っても、
この考え方は忘れずに生きていきたいと思う。



きっと、これから楽しくない事、自分のやりたい事じゃない事が山ほど出てくると思う。

もちろん全部変えられる訳ではないから、その中で楽しむ事も大事。だけど変えられるかもしれないなら変える努力をしてみようと思う。



余談

おもしろき事もなき世をおもしろく

実はこの言葉には続きがある。


おもしろき事もなき世をおもしろく
住みなすものは心なりけり


下の句をつけると、全く意味が変わってくる。


上の句だけだと、
「俺が面白い世界を作ってやるぜ」

だが、下の句を続くと
「世界が面白いかどうかは心のありようだ」
という意味になる。



フォルケに来る前までは、下の句の考え方だった。


しかし、
下の句を作ったのは高杉晋作ではない。

高杉晋作の死後、彼の知人が付け加えたものである。

もしかしたら、高杉晋作は
「心がどうとかじゃねぇよ」
「世界を変えてやるって意味なんだよ」
なんて天国で思ってるかもしれない。



おしまい。

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