休んでいても辛い!うつは休むことができません!
こんにちは、作業療法士研貴です。
今日はうつ状態だった過去の実体験と作業療法士の視点から、うつは休んでいても辛いことやその時の思考についてお話しします。
・うつで休めない方、悩んでいる方
・周りにうつで悩んでいる人がいる方
に向けて発信していきます。
①うつはとても真面目
うつ病になる人はとってもとっても真面目な性格です。
さぼったり、周りに迷惑をかけることにとても罪悪感を感じてしまいます。
がんばっているのにそれを自分で認めることができず、もっと頑張らないと、もっとよりよくできるはずだと向上心もずば抜けて高いです。
一方でこなせる業務が10あるうち12要求された時にキャパオーバーになってしまい、他人に頼るのもその人に迷惑をかけてしまうのでは無いかと思い、潰れてしまいます。
自分の実力やキャパを測ることが下手くそな面もあります。
これを聞いたうつの人は「あぁ自分はやっぱりダメなんだ、、、」と思うかもしれません。私も落ち込みながら書いています。
でもみんな10あるうち12を要求されれば10とか8しかできないし、12こなす人は他人を頼って達成していると思うことが大切です。
②うつは休めない思考
うつは休めないです。実はこれを書いている今現在の私は休職中だったりします。休職中で休んでいられずに書いているんです笑
なぜ休めないかというと、理想の自分と現実の自分を比較してしまうからだと私は考えています。
理想の自分は8時間働きに出てバリバリ働き、要求されたことは全てこなし、まさに社会で大活躍するイメージを持っています。
一方で現実は会社や病院から「休職してください」と通達されて、休んだりしている。
このギャップが自分で自分を苦しめていると思っています。
理想から見た現実の自分は休んで怠けているとしか見えない。出勤してバリバリ働かないといけないのに、休んでくださいと言われても意味がわからない。会社にも社会にも迷惑をかけてしまう自分が許せない。
休むということは自責の時間が増えることでもあり、全然休めないです。
ふと我に帰って休まなきゃいけないのに、自分は休むこともできないんだ。そうおもうとますます自分はダメだと思い、休むことができない。
作業療法士なので、自分を客観的に、自分を患者としてみたら「そんなこと思わないでいいのに、、、もっと気楽に休めばいいのに、、、」そう思うのになぜだか休めないんですよね。ついつい焦っちゃいます。
③しっかり休むには?
休むにも2段階あると思っています。
1段階目は完全に休むこと。
2段階目は好きな作業に没頭して嫌な気分から逃げること。
まずは何もせずに休みましょう。
これが難しいのはめちゃくちゃわかるし、かなり難易度が高いです。
うつじゃない人にただただ何もせずに休むのは難易度が高いと説明してもわからないですが、これは8時間働くよりも難しいと思っています。
布団に入ってスマホも見ずにただただ休む。眠くなったら昼寝してもいい。
目が覚めたらご飯を食べて、また寝て、気分がすっきりしたらコーヒーでも飲みながら興味のないテレビ番組をぼんやりと見る。
これが本当に本当に難しい。
でもこれが今の自分には大切な時間なんだと思って、割り切って休みましょう。
それができたら今度は好きな作業に没頭しましょう。
1段階目でしっかり休むと雑念がわいてきます。
考える余裕ができる分嫌なことを考えてしまいます。
嫌なことを考えてしまうと、それは休むことになりません。
嫌なことを考えないように作業に没頭しましょう。
私の場合はゲームや読書です。
でもこの時の集中力はミリしかないです。5分やって休憩、5分やって休憩を繰り返しながら休みましょう。
この段階で大切なのは雑念がわいてきても相手しないことです。
「こんな自分は嫌だ」「死にたい」そう思っても「そう思ってるなー」くらいにとどめましょう。
ここで「また嫌なことを考えてる。こんなことを考えてはいけない。」そう思えば思うほど沼にハマります。負の感情が止まらなくなります。
と、ここまで書いておきながら私がこれできてないんで、とっても難しいです。難しいからできなくても気にしないでください。
頭の片隅に作業療法士研貴がこんなこと言ってたよなそういえば、、、くらいに思っててください。
④まとめ
・うつの人はとても真面目です。
・真面目なので休んでいる自分が嫌いです。なので休めません。
・休んでいると思考が負の連鎖になり、休むことは難易度が高いです。
・まずは何もせずに昼寝したり、ぼんやり過ごして休みましょう。
・少し回復してきたら好きな作業に没頭して負の感情から逃げましょう。
・負の感情がわいてきても相手しないようにしましょう。
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