マガジンのカバー画像

「「。。

211
薄いペラペラがコンセプトです。最近の詩がはいっています。です。
運営しているクリエイター

2022年11月の記事一覧

[詩] いちどだけから

いちどだけ  ですよね もうむこうにしか そう、あまり とんがっているのはね むしろ カレン…

林ケンジ
2年前
1

[詩] カプセル

カラスが鳴いていた 窓の外を見た 鍋に塩をいれた 消しゴムが転がった  スマホを充電した …

林ケンジ
2年前
2

[詩] スコーンの作り方

今日はまあまあ寒むいから 手が冷たいからスコーンを作れるでしょう     手をみつめてご…

林ケンジ
2年前
3

[詩] シーケンス

桜色と聞いただけで絶望しています 繰り返します 桜色と聞いただけで絶望しています 桜色とい…

林ケンジ
2年前
3

[詩] 穴だらけの写真

バニラの種を接写した 白黒写真を部屋に ばらまくのはヤメて 鳥が部屋に侵入して 写真をついば…

林ケンジ
2年前
4

[詩] カード

家にまとわりつく犬についての陰謀論に対する議 論がいつも聞こえてくる団らんから想像するに…

林ケンジ
2年前
2

[詩] やっぱりしたいこと

いつもばっかりだし すくなからず蔓延していますし キーボードがノイズを奏でますし だから外を走るしかありませんし 夜に浮かんでるようなコンビニ 吸い込まれるように でも店内 羊がひしめき合っていて わたしは中に入れないし       入りたくもないし         でもチョコは欲しいし      わからなくなった チョコレートが どこの棚の隣の対面だったのか どこの棚の隣の対面だったのか!      やっぱサイゼリヤで間違い探しをしたい 蹄に手編みの手袋? ググってみた

[詩] まだだめだ

無効へいこうと  まだ やっぱり こないから だっ もう一度だけ だ いつまでも いつまでも…

林ケンジ
2年前
1

[詩] なるべくはやく

水が漏れてる音を そっと聞いたんだね それが丸まって 地表を割っていく 静かな断面には無数の…

林ケンジ
2年前
6

[詩] パン

教室で パンがいきなり小麦粉をぬいだ 恥ずかしさに膨れた背中は ひび割れていた ナチュラル志…

林ケンジ
2年前
3

[詩] クロ

マンションが 顔になり 近づきすぎて  よく見えない 私の顔は いつも はさみこまれている 弾…

林ケンジ
2年前
4

[詩] あっちのほうで

いきなり海峡で、「モデルできる?」が 「後にしてね」ごと、  きみは波を貼ることができるか…

林ケンジ
2年前
1

[詩] わがまま言いたい日

キミにピタリとバニラ味、それが草のおまけ    涼んでよ、それだけ、ビーンズだから  私の…

林ケンジ
2年前
2

[詩] キッチンで

何かが欠けていた、それならまずは数える、 空、カルダモン、草の分布、 「綺麗な、、、」文字だった、欠けていても、 もう、書かれてしまっている、「なら?」 海辺の窓の絵、結局、それは マグネット 惹きつけられて、あの明かりは、「なに?」 どこに行けばいい、鋭いのか、それとも 手を洗うのか、夢中だというが、夢は、 私の行動範囲を超え、流しそうめんマシーンへ、 「でも?」、あのトーストには、夢があってね、 もちろん、大切に、ほぐして、みせよう、 細かくと、自分に言い聞かせ、「た!」