[詩] まだだめだ
無効へいこうと
まだ やっぱり
こないから だっ
もう一度だけ だ
いつまでも いつまでも
バラバラになった ううん
「アップの誰だかわからない男の写真」
あのね きっとね
ならば
でも そうでもなんだ
そういうことでしょ
そういうこと
まだなのか まだだよ
「絶滅したの?」
もともとあったわけじゃないんだ
「カッターと数本の鉛筆を執拗に映す5分の動画」
隣を剥がし
のぞく 吹いてた
「なにが?」
あと少しで
く、く、く
「来るの、ホントに」
沈黙はいつもあとからくる
気づいたときにはもうウルサイ
「スカイブルーのリボンがスルスルと隣の部屋に巻かれてゆく」
わかっているから
く、く、く、く
こないよ
く、く、く、く
来ないほうに賭ける
く、く、く、く
無効へ
はるか向こうの
無効へ
行き止まりはなく
「噛み終わったガム」があった
それを見つけたから
道