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レビュー

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映像作品やゲームなど
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記事一覧

「人の財布」

それを知ったのは今年の1月。 とにかく人気の商品で、販売されてはすぐに完売するとの事だった。 一種のミステリーゲームで、財布を手にする事から始まり、持ち主に起きた出来事を知り自分も関わっていく、という体験ができるもの。 面白そうだし、ちょうど財布を買い替えたいと思ってたので、デザインも良いし一石二鳥だ、と購入した。 自分が購入したのは受注販売が始まった時で、発送まで半年待ちの状態だった。 現在(2024年8月時点)はこちらで販売されていて、半年待ち。 7月、ついに財布が

「Red Dead Redemption 2(レッドデッドリデンプション2)」

未プレイの名作ゲームをサブスクでやろうシリーズ。 規格外の開発費がかけられた、西部劇版「Grand Theft Auto(グランドセフトオート)」であるRDR2をプレイした。 このゲームでよく批判されているのは操作性とUIについて。 自分もチャプター3になったくらいでようやく慣れた。 チャプター1が(チュートリアルの意味合いが強いせいだと思うけども)キャラに同行するばかりだったり雪山のため特に動きが重かったりで、ストレスだったという人が多いのも分かる。少しきつかった。 操

「神無迷路」

シナリオ、フローチャート、青いシルエットなど、名作「かまいたちの夜」をリスペクトして作られ、安くて面白いと評判だったインディーゲーム。 Switchに移植されたのでプレイした。400円(定価500円)。 まず、サウンドノベルゲーム自体がしばらくぶりで楽しかった。 選択肢で分岐して、バッドエンドになって、フローチャートで分岐点に戻って、物語を読み解いていく。 フローチャートも分かりやすくてサクサク進んだ。 謎の地下研究施設を舞台にしたSFミステリー。 実際にある科学や過去の

「誰かが私を殺した」

Audible無料体験2冊目。 湊かなえと同じく東野圭吾も読みたい(聴きたい)と思ってたのだけど、現時点で東野圭吾のAudibleは最近配信が開始された本作のみ。 これを始まりにして今後増えていくのかもしれない。 「誰かが私を殺した」はAudibleのために書き下ろされた作品で、読み手の人数が多く、ラジオドラマに近い感覚だった。 事件の意外な真相。物語の余韻。良いミステリーだった。 それに、知っている俳優が演じているというのはそれだけで楽しい。みんな上手かった。 再生時間

「サファイア」

前々から気になっていたAudible。お試しキャンペーンでプライム会員は3ヶ月無料となっていたので入会した。 1冊目は何にしようかとコンテンツを眺めてすぐに目に留まったのが「サファイア」だった。 映画やドラマきっかけで好きだった湊かなえの作品にこれを機に触れていきたいと思ったし、永作博美の朗読にも心を引かれた。 「サファイア」は短編集で、各エピソードに宝石の名前がつけられている。 「真珠」、「ルビー」と聴き始めて、読書と朗読を聴く楽しさを感じた。 短編だけど展開が読めなく

「Fallout 76(フォールアウト76)」

Amazonの実写ドラマがすごく良くてフォールアウトがまたやりたくなったので、未プレイだった76をプレイした。 実際、ドラマの影響で4と76のプレイヤー数が激増したとの事。 ドラマについてのレビューはこちら。 フォールアウト76はオンラインRPG。 知らない誰かと一緒に遊ぶのはあまり得意ではないので、1stに加入(月額1500円)してプライベートサーバーで1人で遊んだ。 エンドコンテンツやチーム前提のクエストは厳しくて出来ないけど、各地を巡ってフォールアウトの世界を楽しむ

「サマータイムレンダ」

アニメを見る事は少ないのだけど、いつも良いものを薦めてくれる友人が教えてくれたので、楽しんで見た。 23話まで見て、終わってしまうのが嫌で、24話と最終話を見る前に時間を置いたほど。 タイムリープものといえば、「STEINS;GATE(シュタインズゲート)」が自分の中で強くて(ゲームをプレイ)、サマータイムレンダのクレジットに志倉千代丸の名前があって驚いた。 後半クールOPテーマの「夏夢ノイジー」、シュタゲのテイストで懐かしくなったし、ラストバトルで流れて熱かった。 雰囲

「Fallout(フォールアウト)」

Amazonで実写ドラマ化。全8話。 原作ゲームのフォールアウトは3、4をプレイ済み。 予告のクオリティが高くて楽しみにしてたけど、実際すごく良く出来てて面白かった。 ドラマではVault居住者のルーシーだけでなく、BOSのマキシマス、グールのクーパーも主人公で、クーパー視点での過去、Vaultに残ったノームのパートも合わさって見応えがあった。 日本語吹き替えで見たけど、ルーシーの沢城みゆきがすごく良かったなぁ。流石。 コメディー要素もたっぷり入れながら(特にマキシマス)

「8番出口」

Switchに移植されたのでプレイ。470円。 PC版発売前の第一報で一目惚れして自分でプレイしようと思ってたから、ブーム中もプレイ動画は見ずにいた。 見慣れたような現実感あるものがリアルなグラフィックで再現されてるゲームがすごく好きで、この地下通路はまさにそう。 出口標識、広告ポスター、消火栓設備とか見るだけで楽しい。 その現実感ある空間に異変が起こるのだからやっぱり面白かった。 やる事は要するに間違い探しだけど、何もない時もあるというのが結構効いてた。 何回も0番に戻

「寄生獣 -ザ・グレイ-」

Netflixで韓国版寄生獣。全6話。 寄生獣は原作漫画、実写映画、アニメ、全て当時に読了、視聴。大好き。 監督が「新感染」のヨン・サンホ監督という事でかなり期待してたけど、期待を超えまくってきた。めちゃくちゃ面白かった。 原作のストーリーから離れて作られると大体ひどくなりがちで残念な思いをするものなのに、韓国版は素晴らしい出来だった。 設定や世界観はしっかり踏襲して、組織への寄生と、主人公内の共存に重点を置いて膨らませたストーリー。 アクションシーンもカッコ良くて興奮した

「人喰いの大鷲トリコ」

タイミングを逃しながらもいつか必ずやると決めたゲームは結構あって、これもそう。発売から7年が過ぎてプレイした。サブスク万歳。 これは動物もの。心を通わせて、助け合って進み、お互いを守る。 遺跡を進むのは簡単ではなくて、トリコに動きの指示を出せるようになってからも、そうは言っても動物だからなかなか上手く動いてくれない事もあって苦労した。でも乗り越えた時の嬉しさも大きかった。 トリコの視線や態度から気付いたりもして、こちらからもトリコに合わせる時が多くて、まさに動物との関係性っ

「ペルソナ3 リロード」③(終)

2周目を終えて完走したのでまとめる。 前回までの記事はこちら。 2周目も難易度HARDで。引き継ぎ要素のおかげで道中の戦闘は苦労しなかった。タルタロスを駆け足で上がった。 無事に全コミュ完了。ここでプラチナトロフィー(27個目)獲得。 コミュ完了でアンロックされるペルソナも作って、全書100%達成。 そしていよいよ「最強の敵」の討伐。これがやっぱり難しかった。攻略サイトで倒し方の流れを学んでやっとだった。 無効以上がダメというのは普通にやってたら分からないでしょ。 でも最

「十角館の殺人」

Huluで全5話構成の実写ドラマ化。 原作を読み直して万全の態勢で配信開始を迎え、休日に一気見した。 ※以下、作品の核心に少し触れています。 原作を忠実に再現した見事な映像化だった。大満足。 ほんの少しだけあった変更点も、原作者本人が加筆したようにも思えるもので気にならない。 もし2時間の映画だったら展開がかなり駆け足になってたので、倍の約4時間をかけてしっかり再現してて良かった。 で、あのトリックをどう映像化したのかは、それしかやりようがない大胆な方法だった。 かなり

「探しものは、夏ですか。」

スマホ向け短編ノベルゲーム。評価が高く、家庭用ゲーム機にも移植されてた。 タイトルと絵柄の良さ、あらすじに心惹かれて、スマホでスキマ時間にプレイしてみた。(スマホ版は無料) ゲームといっても選択肢が出てくるのは数回で、ほぼ一本道を読み進める感じ。ストーリー重視。後半、謎が解けて伏線が回収されていく。 ボーイミーツガールだけじゃなくて主人公の成長物語になってて、幼少期に少女にした間違いや、苦手意識がある祖父との関係に向き合って乗り越えるのが良かった。 夏感も素晴らしかった。