「十角館の殺人」
Huluで全5話構成の実写ドラマ化。
原作を読み直して万全の態勢で配信開始を迎え、休日に一気見した。
※以下、作品の核心に少し触れています。
原作を忠実に再現した見事な映像化だった。大満足。
ほんの少しだけあった変更点も、原作者本人が加筆したようにも思えるもので気にならない。
もし2時間の映画だったら展開がかなり駆け足になってたので、倍の約4時間をかけてしっかり再現してて良かった。
で、あのトリックをどう映像化したのかは、それしかやりようがない大胆な方法だった。
かなり巧みにやっていたけど、果たして初見だと気付かないものだろうか。原作未読の人の感想を聞きたい。
全てを覆す“あの1行”のシーンは、その方法を使った事で演出が加わって興奮した。
キャスティングもなかなか良かった。
青木崇高が演じる島田が完全にイメージ通り。江南とのコンビ感。
最初やりすぎに感じたエラリイも、見ていくとやっぱりこれがエラリイだとなった。
そして、アガサ役に長濱ねるというのがイメージとちょっと違って厳しいんじゃないかと見る前は思ってたけど、実に上手く演じてた。ヒステリーを起こすシーン素晴らしかった。
実写ドラマ化、大成功だと思う。楽しかった。
他の館の殺人も見たい。
(2024年4月3日追記)
特別番組が配信されてたので視聴した。綾辻行人先生と長濱ねるの対談、ドラマのメイキング映像。
原作者本人の感想が聞けたり、制作のこだわりが見れて良かった。
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