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「人喰いの大鷲トリコ」

タイミングを逃しながらもいつか必ずやると決めたゲームは結構あって、これもそう。発売から7年が過ぎてプレイした。サブスク万歳。

プレイヤーは少年となり、人喰いと恐れられる大鷲のトリコと共に、忘れ去られた巨大遺跡を冒険する。本来であれば共に行動するはずのない少年と巨獣が、幾多の苦難を乗り越えて絆を深めていくアクションアドベンチャー。

PlayStation

これは動物もの。心を通わせて、助け合って進み、お互いを守る。
遺跡を進むのは簡単ではなくて、トリコに動きの指示を出せるようになってからも、そうは言っても動物だからなかなか上手く動いてくれない事もあって苦労した。でも乗り越えた時の嬉しさも大きかった。
トリコの視線や態度から気付いたりもして、こちらからもトリコに合わせる時が多くて、まさに動物との関係性ってこうだなと。

もうトリコが可愛くて仕方なかった。よく撫でて一休みした。
優しさを感じる目とか、デザインも素晴らしかったと思う。

※以下、ストーリーのネタバレを含みます。

途中で瀕死の状態になったトリコを時間をかけて回復させる場面があってすごく印象的だった。
トリコの苦しそうな息の音、少年の心配してる声。
動けないトリコの口にごはん(樽)を持って行ったり。

奇跡的にネタバレは踏んでなかったものの、ラストは「切ない」「泣ける」と言われてたから大体どうなるかは想像ついてた。
大鷲が大量に現れてからは本当にやめてと泣きそうになったし、最終的にトリコを助けられなかったのも悲しかった。
まだ目の前で死ななかっただけ良かったかもしれない。いや、看取られずにどこかで死ぬほうが切ないか…

という結末の認識でいたところ、ネット上の考察を見ると、トリコが生きている説が。
ラストシーン、谷の暗闇の中で大鷲の瞳の反射が見えて、これは谷を出る時に確認できたもう1頭の自我が芽生えた大鷲だと思ってたのだけど、なんと暗闇に2頭いたとの事。
見直してよく見てみると、確かに薄っすらもう一対の瞳があった。
つまり2頭のうちの1頭はトリコ。年月が経ってるからもしかしたらトリコとトリコの子かもしれないと。
良いエンディングだなぁと思った。

実はICOも未プレイなのだ。クラシックスカタログにあるうちにやろう。

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