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上海妻と僕の国際関係⑥

僕の妻は上海人。僕は国際結婚を選択した。

何でも日式と言ってみる僕の妻への挑戦

外国人と結婚して文化を知ってる知らないは結構色々影響する

いくら好きだとしても心の中は解らない。
日本人同士でも そうなのだから外人だと生まれ育った文化背景の違いで理解の出来ない事も多々あると思う。

自分の常識が全然当て嵌らない時に 怒っても仕方ない。
そもそもが通じない前提の上になりたってるから。

しかし そんな部分を逆手にとって二人の関係を楽しんでいる自分がいる。

大抵の日本語が通じる妻の劉さん。

日本語堪能過ぎる。
何でも通じてるだけに 日本人と僕は錯覚してしまう。
しかし知らない事は当たり前のように沢山ある。

中国で暮らすとなると嫌でも中国文化の中で生活する事になるのは必然だ。少しでも日本文化を理解して自分の習慣や行動も知ってもらわないと喧嘩になるかもしれないと考えた。

逆に中国の習慣を押し付けられたらどうしよう・・・?とか頭をよぎる。

中国人の習慣って?よく考えたら知らない。

僕は結婚する妻の上海人の文化や習慣を詳しくは知らないまま入籍した。

今更だけど

劉さんってどんな習慣で生活しているのかな?

僕の一人妄想が膨らむ!

休みの土曜日の朝6時に公園で太極拳とか 一緒にするわよ!とか言われたら
定年してから考える!と答えるしかない(笑)

毛沢東語録を一緒に読むわよ!とか言われたら どうしよう?
実は僕の家系 自民党なんだよね と嘘を答えるしかない(笑)

朝ご飯は、肉まんしか食べない!と言われたら どうしよう?
サンドイッチ伯爵って知ってる? と教育するしかない(笑)

実はカーッぺ!って痰を そこらに吐く子だったら どうしよう?
土下座してでも辞めさすしかない(笑)


絶対ないとは思うけど・・・

いや絶対ないかな? 何か不安になってきたぞ。


そして、お互いの習慣を知らずに暮らす事となる。

まぁ そもそも 

文化が違う人間同士であるという事が

根底にある為、

大抵の事は文化の違いとして解決を図る二人になる

日本文化や習慣を頑張って伝えねば、中国文化に押され、気が付けば毛沢東マニアになってしまうかもしれないぞ! 

とりあえず、中国でも日本文化はある程度は通じる。日式という表現もよく見かける。
日式マッサージ
日式製造
日式管理
日本式をアピールする文字はよく目にする。

まぁ形だけだけど

僕も家で日式アピールを取り入れてみよう。

■日式晩御飯って知ってる?と 

なにそれ?と聞く 劉さん。

夜ごはんは必ずお味噌汁と料理3品は出すんだよ。

■日式お風呂ルール知ってる? 

なにそれ?と聞く 劉さん

お父さんが一番風呂に入るんだよ

■日式お弁当って知ってる? 

なにそれ?と聞く 劉さん

お昼は お弁当を持っていくんだよ

■日式食後のコーヒーって知ってる? 

なにそれ?と聞く 劉さん

食後、コーヒーを妻が夫に入れるんだよ


こんな感じで今時珍しく、
日本で通じないかもしれない絶滅危惧種の亭主関白アピール。
日本の和のイメージ満載で 

名付けて「日式大作戦」を展開してみた

そしたら、日本じゃ そうなの?と
言いながら意外と対応してくれる妻の劉さん。


あれ・・・

意外と通じてるというか素直じゃん!と見直す僕。

心の中では このクソ日本人めーー!生意気言いやがって!と思ってるかもしれないが、今のところ表情にでてない(笑)

日式アピール効果ある!って思う。


1か月くらいしてから休みの日にゲームを長時間してた時、

いつまでゲームしてるのよ?

ずっとゲームしてるじゃない!と劉さん

あれ?日式製品調査しらない? 

なにそれ?と聞く 劉さん

日本のゲームソフトが正常に機能してるか日本人男性が1日かけて調査してるの知らない?って強引に日式ジョークを言ってみた。

劉さん・・・・

そのゲーム機ベランダから捨てようか?と 
ちょっとブチ切れ寸前・・・・

はい すぐセーブします! 

流石に通じなかった(笑)

そうして、どこまで文化の違いが許容できるのか探り探りの生活をしてた。


流石にゲームずっとしてたら切れられた。

そりゃそうか。


何かあると

僕も 文化だから! そういう文化だから と

文化の違いなら 

多少は仕方ない・・・ってなる事も多い。

だって文化の違いなんだから・・・

仕方ないじゃん(笑)

自分の我がままを無理やり文化に置き換え自分と妻の距離を探る

少しの罪悪感を感じつつ国際結婚の良い部分を最大限に楽しむしかない


劉さんは日本の文化を知らないのではない。
半分くらいは知らない振りをして僕を放置してくれてる
このお互いに踏み込まない領域を 僕ら夫婦は

文化の違いとして受け入れている

そして、この感覚が意外と大事だと気づく。
ここを土足で踏みこみ共有しようと一方的にすると喧嘩になる。


だから僕も劉さんの習慣や文化の違いを受け入れるように努力も必要。でもその前に少しの抵抗もある

僕は、休みの日は、劉さんを思う存分に寝坊をさせてあげる事にしてる。

自分で朝ごはん作るからユックリしてね。と。
そりゃ そうだ!
早起きして太極拳に誘われたら 困るじゃないか。

自由に寝坊させているのは 
優しさではなく 

朝から太極拳に行きたくないから(笑)
っていう文化の違いが生んだ

妄想を僕は楽しんでる。

何でも日式と言ってみる僕の妻への挑戦

日式と中華式の狭間で

上海妻と僕の国際関係は まだまだ続く

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