「真面目」なんて褒め言葉じゃないよ
昨日今日と、就労移行支援のスタッフにも、カウンセラーさんにも言われたことがある。
「けんごさんがこれだけ悩むのは、真剣に仕事に向き合ってる証拠ですよ」
「まあ適当でいいやってサボるような人もいるけど、けんごさんはいいかげんにやったりせず、果たすべきことはしっかりやってます」
きっと僕の真面目さを肯定して、認めてくれてるんだろう。
でも僕はちっとも嬉しくない。
嬉しくないどころか、言われるほどうんざりする。
だってこの性格ゆえに仕事のことで毎日悩んで、「なんとかなるよね」とは心から思えなくて、心を病んで休みをとったり、休職したり、復帰しても短時間勤務でしか働けてない。
周りはみんな遅くまで残業してたくさんの仕事をこなしてるのにさ。
真面目さが会社のプラスになってないんだよ。
真面目に一生懸命やってるわりに成果が出てないのは恥ずかしいよ。
人よりも仕事を抱えて頑張りすぎたわけでもないのに、僕だけメンタル崩して「仕事休みます」って。
ほんとに情けないよ。
おしゃべりが多くて、物をなくしたり、人に迷惑かけて一部の人からは嫌われてるあの人たちの方が、本当は仕事をこなしてる事実がある。
毎日長い時間働いて、離脱することもなく働き続けて会社に貢献してる。
真面目できっちりやろうとする僕は、いいかげんな人たちほどの結果を残せない。
そして、楽しくもなければ、幸せでもないし、誇らしくもない。
真面目ってなんだよ。
僕もいいかげんになりたいよ。
真面目なんて褒め言葉じゃないよ。
もっと適当に生きてたいよ。
それでもさ、
これが僕で、僕のアイデンティティで、長所になり得る特性で、根本的には変わらない個性なのだとしたら…
僕はこの僕を受け入れて、愛してあげたい。
今すぐじゃなくても。
よく生きてるわ、自分。
ごめんね。
ありがとう。