【子育て】親になって、初めての運動会に行ってきました
3歳の長男は今年度から保育園に通い始めました。
年少組に入って半年。初めての運動会です。
僕も親になって3年目。ついに、親の立場として運動会を見る日がやってきました。
息子は発達について色々と遅れていて、運動会練習にもついていけていないようでした。
期待はしていませんでしたが、案の定、長男は本番でも動きませんでした。
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開会式や閉会式では座り込み、土をいじっていました。
徒競走では先生に手を引っ張ってもらい、並走していました。
障害走ではなかなか走り出さず、スタートに戻ろうとしたり、寝そべったりしていました。
玉入れでは進んで玉を投げていましたが、投げるまでの間に踊ったりすることはしませんでした。
表現では衣装を着ることができず、ほとんどしゃがんで下を向いていました。
担任の先生はずっと長男の手を引き、やらせようとしてくれていました。
それがとてもありがたくて、いい先生に巡り会えたと思いました。
長男以外にもたくさんの子を見なければならないはずなのに、本当に感謝です。
放っておくこともできたでしょうが、全員を参加させようとする先生の姿勢を強く感じました。
小学校に勤めている僕も、改めて、誰一人取り残さずに成長させようと強く思いました。
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開始からずっとしゃがんでいた長男。
踊らずに終わってしまうのかと思っていましたが、妻と目が合ったその瞬間、笑顔になって踊り出しました。
思わず、涙腺が緩みました。
横目で妻を見ると、妻も泣いていました。
きっと、同じ気持ちだったのだと思います。
借り物競走では長男と妻が二人で出場しました。
妻が手を引くと、足取り軽く走ることができました。
もしかしたら、長男のなかで動く理由があったのかもしれません。
運動会が終わったあと、長男が言いました。
「楽しかったねぇ」
意外な一言に驚いたのと同時に、笑みがこぼれました。
初めての運動会。全然動いてなかったけど、楽しかったならよかった。
また、家で表現のビデオを見て一言。
「石で遊んでるねぇ」
うん。みんなは踊ってるけどね。でも嫌じゃないならよかった。
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運動会での様子を目の当たりにして、少し考えこんでしまうこともありましたが、父親の自分が落ち着いていれたことはよかったと思っています。
子どもの現状を否定せず、これからどうするかを考える。
11月からは児童発達支援がスタートします。
一歩ずつ、彼の人生を歩んでほしいです。
おしまい