建コンが見る日常の風景ver.2
日常にあふれる「専門」
建設コンサルタントで働くと、橋梁や河川など、皆なにかしらの「専門」分野を持つようになります。この専門分野に関する知識や技術を深めていくのが、我々建設コンサルタントですが、業務外の日々日常の風景にも専門分野に関係する景色が隠れており、「あれはXX構造」、「ここの設計は●●」など気になる(なってしまう)ことがあります。
昨年の土木の日に、普段見る風景に潜んでいる専門用語を書き出してみた記事を投稿したところ好評でしたので、今年もやりました!
今年は、①河川、②ダム、③駅前広場、④火山をお題とし、若手の会メンバーが専門分野に関して気になるポイントを挙げてみました。
注意:画像中の用語は、その確かさを保証するものではありません。
①河川
まず、1枚目は岩手県の北上川の風景から。雪をかぶった岩手山がきれいですね。これを若手の会の建設コンサルタントたちが見ると・・・
大量の専門用語で埋め尽くされます。
近年河川整備においては、河川と人の暮らしの調和、河川が本来有している生物の生息環境や多様な河川景観を創出する「多自然川づくり」が推進されています。そのような視点から、河川の計画に関わることが気になる技術者が多いようです。
②ダム
続いては、黒部峡谷の仙人谷ダムの写真。これを若手の会の建設コンサルタントたちが見ると・・・
ダムにもたくさんの専門用語が潜んでいるようです。
特にコンクリートに関する専門用語が多くみられます。ひび割れや劣化に関するコメントも出ていますね。供用から年月が経っている構造物が増えてきていますので、点検・補修が業界のキーワードになっています。
③駅前広場
続いては、札幌駅前広場。駅ビルに設置されている「星の大時計」が目を引く、きれいな駅前広場ですね。これを若手の会の建設コンサルタントたちが見ると・・・
ここにもたくさんの専門用語が潜んでいるようです。
「積雪時に目印になる照明ポール」や「フラット(段差がない)で除雪しやすい」等、寒冷地ならではの視点がうかがえます。寒冷地のにおける設計では、積雪を考慮した計画が必要なのですね。
④火山
最後は、箱根の大涌谷。箱根といったらここを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。これを若手の会の建設コンサルタントたちが見ると・・・
道路分野を中心に各専門分野の知見があふれているようです。
道路技術者がこの風景を見ると、斜面に擁壁がたくさん並んでいる点に目がいくようで、盛土や地すべりなどの関連する用語が多く出てきました。
おわりに
11月18日は土木の日
実はみなさんがみてる日常の風景にも建設コンサルタントが携わっていることがいくつもあるのです。
11月18日は土木の日です。みなさんが普段見慣れている光景でも、土木に関する何かが潜んでるかもしれないので、ぜひ探してみてください!!
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