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あなたはどっちを買いますか?【マーケターのように生きろ ②】
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② 「情緒的な価値」を探り当てよ
情緒的な価値・・「相手にとって”意味があるか”を問う価値」
前回の記事で、「相手の目線から物事を考えて行動しなさい」ということを書きましたが、具体的に何をすればいいんだということですよね。
そこで紹介したいのが、「情緒的な価値」という概念です。
情緒的な価値とは、相手にとって「役に立つか」ということではなく、「意味があるか」を問う価値です。
例えば、
「スーパーで初めて見た名もない天然水」と、「いろはす」が同じ値段で売られていたらどっちを買うでしょうか。
多くの人は「いろはす」を選ぶと思います。
味の違いがないのに「いろはす」を選ぶということは、そこに明らかに”別の価値”が存在しています。
「オシャレでスタイリッシュだから」
「環境に良くて、心が満たされるから」
など、個人的に「意味があるか」で判断しています。
これが「情緒的な価値」です。
相手目線から物事を考えることはこういうことです。
#意外とむずかしい
さらに「情緒的な価値」は多くの場合、”自覚されない”ため、それを探り当てないといけません。
なので、よくビジネスの場で”雑談”があると思いますが、マーケティング的にはとても理にかなっていると言えます。
自分が感じる価値ではなく、”相手が感じる価値”にアンテナを張ることが「マーケターのように生きる」ためには必要です。
#意外とではなく普通にむずかしい
2021年6月29日 けんぼーい