【最近読んだ小説】 勇気を育てるのは自分自身
先日、海老名市立図書館に行ってきました。
前から行きたいと思っていたのですが、家から遠く、ずっと行けずじまいでした。
ですが、海老名の近くに用事ができたため、行くことができました。
本の多さもさることながら、スタバも併設されていて、全体的におしゃれな雰囲気でした。
近くにいった際には立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
海老名市立図書館:https://ebina.city-library.jp
ということで、今回は「最近読んだ小説」について紹介していこうと思います。
① 夏の騎士 百田尚樹
小学六年生の夏。ぼくと健太、陽介は、勉強も運動もできない落ちこぼれ。だが『アーサー王の物語』に感動したぼくの発案で、三人で「騎士団」を結成。クラスメイトにからかわれながらも、憧れの美少女、有村由布子をレディとして忠誠を誓う。彼女を守るため、隣町で起きた女子小学生殺害事件の犯人探しを始めたが――。あの頃のみずみずしい思いが蘇る、ひと夏の冒険を描いた最高の少年小説。
少し勇気を出しただけで物事が思わぬ方向に行ったり、
少し勇気を出しただけで世界が変わったりすることがある。
そんなことをこの本から学びました。
「騎士団」を結成した三人は勉強も運動もできない落ちこぼれでしたが、この三人に共通して足りなかったものは「勇気」でした。
人はみな勇気の種を持っている。
それを大きな木に育てるのは、その人自身だ。
そして、勇気こそ、人生で最も大切なもののひとつだ。
小学六年生の彼らが「勇気」をもって行動した結果はどのようなものになっているのか、見どころです。
大人になった今だからこそ、響く内容になっています。
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② あの日、君は何をした まさきとしか
北関東の前林市で暮らす主婦の水野いづみ。平凡ながら幸せな彼女の生活は、息子の大樹が連続殺人事件の容疑者に間違われて事故死したことによって、一変する。大樹が深夜に家を抜け出し、自転車に乗っていたのはなぜなのか。十五年後、新宿区で若い女性が殺害され、重要参考人である不倫相手の百井辰彦が行方不明に。無関心な妻の野々子に苛立ちながら、母親の智恵は必死で辰彦を捜し出そうとする。捜査に当たる刑事の三ツ矢は、無関係に見える二つの事件をつなぐ鍵を掴み、衝撃の真実が明らかになる。家族が抱える闇と愛の極致を描く、傑作長編ミステリ。
家族、命について考えさせられる本でした。
「息子が事故死した一部」と「十五年後の殺人事件の二部」に分かれているのですが、この二つ事件が繋がりそうで、繋がらない気持ち悪さを感じながら読んでいました。
この二つの事件をつなぐ人が「事故死した息子の母親」です。
母親の狂気さに背筋が寒くなりますが、それだけ息子のことが大切だったんだなって思います。
ミステリーなのに、母親に同情して胸が締め付けられました。
二つの事件のつながりは何なのか
母親がどのような行動をとったのか
是非、ここに注目してみてください。
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今回は、びっくりするくらい反対の本を紹介しましたが、いかがだったでしょうか。
久々に衝動買いというやつで、何を買うのか決めずに書店に行き、見つけた二つの本です。
勇気をもらいたい人は「夏の騎士」
ハラハラしたい人は「あの日、君は何をした」
を読むことをオススメします。
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2021年8月31日 けんぼーい