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体重が気になってきたので「ランニング」を始めたいです。「初期費用」はいくらかかりますか? 「普通のスニーカー」で走ってもよいのでしょうか?へ、お勧めの手続きと考え方について

良い記事を見つけたので、元、高校陸上中長距離部の一選手だったものとして、私なりの考えを書きたいと思います。

【自らを整えるために「ジョギング」を始める】

突然、ランニングを始められる人というのは実はあまり多くないかもしれません。
はじめの一歩であればジョギングから始めたほうが、走る楽しみとともに自然に様々な効果を得られる、つまり「身体のバランス」を確保することで、デトックスや循環系の良い効果が表れる事が多いのです。

・ジョギングについて(身体、心身のバランスを回復する調整)

必要なもの「普通のスニーカー」一足で十分です。形から入るのもいいのですが、本当に必要なものは、アスファルトとの接点である足を守るシューズです。

こと、ジョギングは高い負荷をかけるものではないのです。
どちらかといえば、このタイミングでいえば「コロナ禍」で衰えた「呼吸器系の回復」を優先したほうが、体内の循環を整えるには良いと思います。
(意外と自覚しにくいのかもしれません?)

呼吸器の機能は、統計を見たことがないですがコロナ禍以降、衰えているケースが多いように感じます。当たり前の事ですが・・・・マスクは特に、深い呼吸を阻害し、呼吸が浅くなる別の作用があるはずです。まずはそこからです。(呼吸が浅くなると、心臓の動作も弱めになりますし、体の隅々まで酸素を送り込む機能も低下します。)

ですから、ジョギングを最初にやるのは、合理的ではないでしょうか?

しかも、「気軽に始められる」「風や街並みの自然さを感じながら(東京であっても)」「外気に触れて」「体を自然の波長と合わせて」「体とこころを整えなおす」には、ジョギングは良い体験になるはずです。

・ランニングについて(ある種のトレーニングとしての走る事)

陸上競技の中長距離走者の基本は、ジョギングで整えてから、ランニングや各種の負荷の高い、また、起伏を付けたトレーニングを行います。(私の体験上)

その中で、初めて「走る」ことを「ダイエット目的」に行うことは、おすすめしません。
本来、ダイエットを目的にするということは、もっと総合的なプランを考えなければなりませんし、いきなり実施して効果がでるか?という点では、それなりの専門家に頼って、それなりの対価を必要とするでしょう。

また、ランニングがすべての人の性格や育った背景に合っている言い切れません。ピアノを幼少期に専門的に訓練していた方だったら、そのリズム感を活かした様々な方法がほかにもあると思います。それでもランニングを選ぶのでしたら、効果的な方法は「人それぞれ」です。

ランニングであろうとジョギングであろうと、本質的には人の本来の欲求に基づいて「自分のフィジカル」を適切に保ちたいという、率直な要望ですから、引用した記事に適切なバランスの記載がありますので、参照されることがまずは良いかと思います。

ランニングやその他のフィジカルトレーニングについて、負荷が少し高くなる運動は、それなりの副作用もあります。
走ることを選ぶ場合には、アスファルトを延々と走ることを考慮したほうがよいですね。
関節や骨格への負荷を強めるでしょうから。道路は人工物ですから、そもそも「走る」という運動に最適とも言い難いのです。
それなりに、慣れや工夫が準備として必要です。
それはひとそれぞれに異なります。私の場合は、その時代の方法として、とても軽いシューズで、足の裏の感覚を感じるくらいのシューズが時代的にはやりました。160gとかすごく軽かったです。はいているかわからないくらい。いかに軽いシューズを手に入れるかがマーケットの課題でしたから、その時は軽いほど実用的なシューズは高価でした。今は逆ですね。研究が進んで、アスファルトを直接走る事への適応がされたのが大きいのかもしれません。

ですから、引用した記事というのは、基礎事項のインフォメーションとして有効です。しかし、その前に「準備体操」のように、ジョギングをやってみて、どのように「体と走り終えたときの感覚」が良好であるか?また、走っている最中に「自分の息遣いやリズム感」を見失わない事が自然にできるようになるか?という確認をすることも、楽しみになると思います、特に走るときの景色の変化は「徒歩」とも、「自転車」とも異なりますので、新しい視野でいつも見ている景色が変わって見える可能性もあります。そして、そのくらいに余裕をもって始めるのがベターなんじゃないでしょうか。

体重というのは、標準偏差的に「日本人の場合の平均の真ん中」を中心に、意識されますが、実際のその範囲はとても広く、必ずしも「走る」ことがすべての人に有効かといえば、2024年時点の今では、そうともいきれないのです。
例えば、骨格が強め、といいますか、骨太の骨格の方もいますし一方で、骨格がその反対のスリムな方もいます。同じように両者がジョギングやトレーニングをしたときに、効果とリスクは異なるだろうことを私は言いたいのです。人はすべてにおいてまったく同じ人はいないのです。

ですから、結論としては「ちょっとシューズは気にして」、ジョギングという整える意識で、無理せずにリズミカルに外気に触れて走る楽しさを感じることをお勧めしたいですね。

そういう私は、いう程の結果を残したわけでもありませんし、小中学校では中長距離を走るという学校教育のプログラム内で、一度たりとも負けた事はありませんが、高校時代に無理をしすぎて「走る楽しみ」を見失ったという経験をもつものです。
走る楽しみと、やりすぎる苦痛の両面や、その境界線を何となく把握しているので、書いてみたくなりました。

この記事の最後に書きたいのは、物事をなんでも「ひとつの目的」の為に、直線的、ダイレクトに効果効用を求めて、ひとは行動しがちです。

ジョギングやランニングも同様なので、ジョギングで体重が減らない、ランニングで体重が減らない。そんなことは当たり前にありますので、その前に「楽しむ」事を優先していると、いつの間にか「その人にとって最適な体重」になるのだろうと思います。
走ることは人の全体最適を取り返すのに良い効果があると思いますので、数度やってみて感触がよいのでしたら、良い健康法になると思います。

水泳も同様なのですが、こちらはロケーションなどの問題がありますし、時間的な拘束もあるので、都市部では、今日からすぐに始めるというには、ちょっと難しい場面が多いかな、と思います。

そして、始めるのに躊躇はいらないということです。
ちょっと自分で試したかったら、今すぐ始められます。交通に注意して、ぜひ、秋はいい季節ですから軽いジョギングを楽しんでください。くれぐれも楽しく♪

では、今年は「秋」が存在するようなので、良い秋をお過ごしください。

※冒頭の写真は、千葉の成田か稲毛の天台陸上競技場かどちらか忘れました(笑) 800mを走っていますね。400m×4、マイルリレーもやりましたね。何となく覚えています。

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