「学校は行かなくてもいい」を読み始めた。
小幡和輝さんの「学校は行かなくもいい」を読みはじめた。
まだ半分も読んでいないけれど、いいなぁ。
何がいいって、
表紙の「学校は行かなくてもいい」の「も」だけ赤く強調してあること。
「学校は行かなくていい」じゃ無いんだよね。学校に行けなかったけれど、しっかりと居場所を作ることができた。それでも悩んで苦しんだ時期もあったよ。そんな自分の経験から、学校に行けない子どもたちや、悩める親を応援したい。でも、学校に通っている子どもたちや親、学校を支えているたくさんの人たちを否定したいわけじゃない。
「学校は行かなくていい」の方が衝撃的なタイトルだし、目を引きやすいと思う。Twitter的にはきっとこっちだな(笑)
それでもあえて、と言うかおそらく意図的に「学校は行かなくて『も』いい」と言うタイトルとデザインにしたことに、小幡さんの思慮深さと愛の深さを感じた。
不登校を解決するための本じゃなくて
「健全に不登校をするための本」
「不登校のまま、ちゃんと前を向ける様にするための本」
そこには、学校がいいとか悪いとか、登校が良いとか不登校が良いとかそんな話は出てこない。著者が終始一貫して訴えているのは「不登校もいい」だし「不登校でも大丈夫」って言うこと。あくまでも「不登校のやり方」の本なんだよね。
この本にはたくさんの「不登校経験者」「不登校当事者」の言葉が綴られている。これが大切じゃ無いか。だって本人の思い以上に大切なことってないでしょう?
「不登校カウンセラー」の言葉とか「不登校コーチングのプロ」の言葉とか「心理学者」とか「小児精神科医」とか、専門的な人たちの言葉に出会える本は山ほどあるけれど、こんなに当事者の言葉に出会える本は少ないんじゃないかな。
もう少しじっくりと読んでみようと思う。
それから改めて、感想文を書きます。
良い本は、良い。
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