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箱庭療法と心象風景

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分析心理学をメインとした、イマジネーションを活性させるカウンセリングを受けた経過や箱庭療法による内世界の暴露など。 内世界のイマジネーションをなんの説明もなくブッこんだりするん…
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2022年4月の記事一覧

心象風景 最果てからの手紙

心象風景 最果てからの手紙

一般的に箱庭療法において時間は左から右に流れている。
そして上と下。
上=手が届かないもの
下=手に触れられるもの

上と下は
形而上と形而下
願望と現状
精神と肉体
神と人間
社会と個人

などを表しているとされる。

つまり左半分は俺が認識している形而上と形而下の「過去」であり「物語」であり「今はないがどこかにある世界」だ。

このカラフルなビニールのサッカーボールのようなもの。
これは俺の「

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伝えたい事があるんだ。

伝えたい事があるんだ。

と70歳で歌っていた小田和正はやっぱり頭の中はコンプレックスだらけなのだろうか。

はい、箱庭療法やってきました。

ただいま頭痛、おかえり頭痛。
さ す が に 早 い わ。

今回はなんかわかんなかった。
止まってやめようと思っても、やっぱり置きたくなって置く、を3回やった。
キレが悪かった。
このまま行くと箱庭をミニチュアだらけにしそうなのでその前に終了。

ふわーとモヤモヤしてまとまりが悪

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心象風景 その後

心象風景 その後

蓮の花の話は恐ろしいスピードでシンクロニシティを伴って回収されてしまった。

もう少し楽しませろよ 笑

出張の帰りでたまたま立ち寄った高速のサービスエリア。
俺の生まれ故郷のサービスエリアだ。
「私」さんと前回の投稿についてコメントでやりとりしていた。
「あー故郷でその情報を得るのは奇遇なもんだ、因縁を感じるな」

と思った瞬間
「ん?」
となった。

俺やじじいにゆかりのある寺が「蓮」にちなん

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心象風景 蓮の花の剣

心象風景 蓮の花の剣

頭痛。
最近ずっとあった頭痛。

解離した記憶だと思っていた。
俺が忘れていたのはトラウマじゃなかった。

適応障害になる前の俺は不全感や人格のスプリッティング(分裂)気分障害やめまぐるしい気分変調を抑えながら、何かあればオーバードーズや自傷、深酒やモノに当たる、激しい浪費をするという行動化でもって対処していた。

または感情を別の人格に押しつけて解離していた。
抱える事が出来なかった。

それで

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山姥と居合地蔵

山姥と居合地蔵

俺はよくイマジネーションに飲まれていた。
今でも怪しいもんだが、まだ治療終結前、運転中に「山姥」のイマジネーションに飲まれそうになった事がある。

ちなみに地蔵(心理士)は精神分析学会に所属しながらも河合隼雄先生を師匠筋と仰ぐ方なので「深層心理学」つまり夢分析を重要視する方である。

俺は夢については一度二度語ったくらいであとは自分のイマジネーションばかり語っていた気がする。
RPGのゲームマスタ

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イシュタルの塔9 剣の王と虹色の闇

イシュタルの塔9 剣の王と虹色の闇

エクスカリバー、デュランダル、グラム、干将・莫耶、アスカロン、フラガラッハ、クラウ・ソラス、天叢雲、思いつくまま挙げた「剣」のエピソードを思い出しそれらが必ずしも幸福な終焉をもたらすものではない事もまた思い出す。
「剣」とは持つ者に勝利を与える一方で振るわれた者に敗北をもたらす両価的なものだ。振るわれる事がなくなった「剣」は誰に敗北をもたらすのか。
あるいは「剣」によって栄光を得た者もそこに含まれ

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