そんなに器用には生きられない
久しぶりに朝まで眠ることができた
ここ数ヶ月、特にここ数週間
眠りにつくのだが、途中に目を醒ましていた
いろいろ考えることがあって
そう思うと、
今まで期日に迫られたり、やることが山積み
なんて状況がなかったのだと気づく
その場に行き、その場を進める回すのが、
わたしのやってきた仕事
「ああすればよかった」と思い返すことはあっても、もう今できることはない
そう言う仕事が向いているのかな
その場その場の空気で、具合で進めていく仕事
段取りを組んで、前もって準備して
今ではない先のことを考えて動く仕事
それは得意ではない
昔から
準備を着々と、なんて一番苦手だった
苦手というか
先のことを考え出すと想像がとまらなくて、まだ来てもいない未来のことに疲れてしまう
うまくいかなかった想像でも
うまくいった想像だったとしても
そうなると
あまりイメージを膨らませず、その場に行った時にできる限りのことをやる、と決めてすすむ方がわたしにはいい
ふりかえるとそういった仕事を
無意識に選んできたのだと気づく
想像するのが苦手
イメージがふくらみすぎて不安になる
考えだすと止まらなくなる
未来のことなんてわからないから
いくらイメージしても安心することはできない
未来を計画していくことは苦手だ
特に好きなことでなかったとしたらなおさら
結局わたには今しか見えていない
きっとそれはだれも同じこと
こうなりたい、そうなったイメージを膨らますことはできるけど
「そうなるとは限らない」
と思う気持ちを打ち消すことはできない
だったら
今しかない
わたしはそんなに器用には生きられない