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【読了記録 2024年7月】読書の筋肉をつけた月

こんにちは。まだnote始めて間もないですが、今回は読了本記録なるものを投稿してみようと思います。

先月7月は7冊を読了しました。普段は月4冊くらいなので多めに読めました。全て小説です。
(※ヘッダー画像以外の3冊は図書館本で手元にありませんでした)

1.『薄闇シルエット』 角田光代著
2.『白夜行』 東野圭吾著
3.『ハヤブサ消防団』 池井戸潤著
4.『書店主フィクリーのものがたり』 ガブリエル・ゼヴィン著
5.『八月の御所グラウンド』 万城目学著
6.『阪急電車』 有川浩著
7.『卒業』 東野圭吾著

この中から個人的に印象に残った作品の感想をお話しようかなと思います。


白夜行 東野圭吾著

全850ページ。読む前は「果たしてこんなに分厚い小説を読み切れるのだろうか?」と半信半疑でした。文字も小さいし。でも読み始めたきっかけの一つは「読み切って自信をつけるため」でもあったので多少気合を入れて読み始めたのですが…。結果とても読みやすくて驚きました。

文章の何がうまいのかわかりませんがどんどん引き込まれ、たしか10日弱で読み切れたと思います。自分の中では割と早い方です。ラストも考えさせられました。作品自体古いですがそういったことがほとんど気にならず。とても面白かったですし、読み切った達成感もすごかったです。読んで良かったなぁと思える名著でした。

書店主フィクリーのものがたり ガブリエル・ゼヴィン著

私の好きな読書系Youtuberの方々が皆、ガブリエル・ゼヴィンの新作『トゥモローアンドトゥモローアンドトゥモロー』を推していて気になり、そういえばたまたまこの著者の前作を持っていたことを思い出して、こちらから読み始めました。

元々私は海外小説に対しかなり抵抗がありました。
翻訳独特の文章。よくわからないジョーク。CMやドラマなどのローカルネタ。そういったものを見るたび「小説から置いていかれてる」感覚があって、理解できない自分が悲しくなるからです。でも今回は、タイトルからしてどうやら私が好きな「書店」が舞台らしいということで頑張って読もうと決意しました。

読み終えての感想ですが・・・そこそこ面白かったんですが、正直に言うと「これ舞台が書店である意味あるかなぁ」という感じでした。表紙から想像するものとも離れていて「う~ん」となってしまいました。加えて上に挙げた読みにくい要素の数々もしっかりあって…。こちらの本を好きな方には申し訳ないです。

しかしそんな私でもなんだかんだ読み切れるくらいの読みやすさのお陰で、海外小説へのアレルギーがちょっとなくなった気がします。

阪急電車 有川浩著

面白かった~。連作短編集なのですが、すべて兵庫県に実在する今津線阪急電車内での出来事を書いたもので、老若男女の様々な主人公たちが交流していく様子が読んでいてとても気持ちよかったです。良すぎて実写映画もみてしまいましたが、こちらも邪魔しない程度のオリジナル要素がいい感じで見事でした。

八月の御所グラウンド 万城目学

直木賞受賞作。はじめての万城目学さんでした。不思議ワールドと言うか、余韻がとても心地よいです。大げさすぎず変にリアルな感じがかえって癖になりました。ぜひ、ネタバレはもちろんあらすじも見ずに読んでください!
万城目さんの他作品も気になります。

おわりに

先月7月は長編小説に海外小説と、さらに全小説が初読みの作家さんでした。読書への自信がまた一つ付いたおかげで、今後は物怖じせず作品を選び読んでいけそうです。

この気が大きくなった状態で今月『カラマーゾフの兄弟 上中下』を買ってしまいました。海外小説は読みにくいと言っておきながら自分でも冒険しすぎた気がします…が、初ロシア文学楽しみです。

ちなみに7月で読書を始めて1年になりました。いままでの30年以上の人生でこんなに続いている趣味は初めてです。嬉しい。

読書は出来れば一生続けたい…そう思い最近は毎晩、目の保養のために目薬してブルーベリーサプリを飲んでいます。果たして効果はあるのか。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

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