INFPの僕が「不適職」である接客業を続けた結果
はじめに
僕は生粋のINFPの男です。
INFPはよく「社会不適合者」「生きづらい」と
ネット世界で言われているようです。
当事者の僕からしても正直これは否めないです…。
そしてアメリカの調査によると
全MBTIの中でINFPの年収は圧倒的最下位だそうです。
これから考えるとビジネスには向いていないと言われるのが理解できてしまいますよね笑
ちなみにINFPの苦手な職業をご存じでしょうか?
・ルーチンワークのある仕事
・組織や規律に従う仕事
・営業や接客
・ノルマ制のある仕事
僕はこの結果にすごく共感できますが、
こう考えると向いてる仕事ってほとんどないですよね
でもやりたい仕事をできるのは簡単ではありません。
僕も昔から夢はもっていましたが、
今現在はその仕事につけていません。
僕は18歳の頃から働き始めて現在進行形で
「接客業」をしてきました。
はい、INFPの不適職な職業です。。
当時は自分の内向的な性格がコンプレックスで
それを直そうと思い接客業に応募しましたが、
結果あまり改善されなくてむしろ逆にMBTI診断の
内向的指数度が10%も増えていました…笑
今回は不適職だと知ってても4年間ほど接客業を続けて感じたことや変わったことをお話させてください☻
低すぎるコミュニケーション能力
まず僕が4年間接客業を続けて1番感じたのが
「どう考えても接客向いてなさすぎる」でした笑
僕が一番長く働いていたアパレルショップでは
毎日多くの人と接しなければいけないので、
コミュニケーション能力を非常に求められる職場でした。
この記事を読んでいるあなたならわかると思いますが
そんなものINFPの僕たちにはございません!!!
声を大にしてお伝えしたいです。
分かっていたことではあったけど、
実際働いてみるといかに自分が人と話すことに
向いていないかがわかりました。
それを直すために接客業にトライしてみたものの、
むしろ自分の弱みを再確認させられました。
初めての接客では何を話せばいいかわからず、ずっとどもってしまい、お客様に苦笑いされていまう最悪な結果だったのを、はっきりおぼえています。
(消したい記憶)
今ではある程度初対面の人と話す耐性がついたので
昔に比べてマシになったと自分では思ってますが、
まだまだお客様と話すことに苦手意識があります汗
引きずりすぎな失敗
これもまたINFPの皆様なら理解してくれると思いますが非常に打たれ弱いので小さなことでもかなり引きずります。
アパレルショップで働き始めて数か月後、
初めてお客様のデニムを裾直しする機会があり
その時裾の寸法と生地のカットを任されました。
某有名ブランドの限定モデルのデニムでした。
初めて生地をカットする緊張のせいか、
3cmのところを6cm以上もカットしてしまいました。
これは自分の凡ミスでしたが、
1本2万円近くするデニムだったためお客様は激怒してしまい店長が代わりに謝罪にいくハメになってしまいました。
その後、対応してくれた店長に謝りにいきましたがそこまで怒っていなくて次から注意してねと言われたくらいでした。
しかしここでINFPの感受性の高さスキルが発動。
表情から怒りを抑えているような雰囲気と、眉間にすこし寄ったシワをみて「この人はいま怒るのを我慢しているんだ」と察しました。
その事件があってからか、申し訳なさ過ぎて1カ月もの間顔を見る事ができませんでした。
先輩には「初めてなのに全部任せた店長も悪いよ」と
フォローをしてくれてましたがそれでも店長の機嫌を損ねたという事実が自分の中で大きすぎて立ち直れませんでした。
この話をほかの友達にすると
「いやそれはお前のきにしすぎやろ!」
「1週間もたてば店長もわすれてるよ」
とあまりわかってくれる人はいなかったです泣
これはどの職場でもいえることですが、
ミスをしたことによってほかの人に迷惑をかけてしまうことが
僕としては本当にきつかったです。
チームワークをするうえで避けて通れないことだとは
分かっていますがかなりメンタルに来ますよね…。
陽キャのなかに紛れ込む”陰キャ”な僕
僕がアパレル時代に働いていたお店では、
周りのスタッフ明るい人ばかりでした。
ポジティブ思考でなんでも前向きに考えることができて、どんな相手でも楽しく会話できるような方が多かったです。
対して僕はネガティブ思考で
過去の失敗をずっと引きずったり、お客様どころか
スタッフ同士で会話をするだけでもものすごく緊張したりと救いようのないくらいの”‘The 陰キャラ”でした。
でもそんな僕でも環境になじめるように
手助けしてくれたのが周りの先輩方でした。
(本当にありがたかったです泣)
僕のために歓迎会を開いてくださったり、
落ち込んでいる僕のために親身に話を聞いてくれたりと仕事以外でたくさんサポートしてくれてたのを覚えています。
おかげさまで根暗で接客に向いていないメンタル豆腐な僕でも、前向きに働こうと思えたし仕事が楽しいって思えました。
お客様に褒められた話
アパレルショップの多くのお店では、
朝礼で「個人売上目標」というものを与えられます。
それはスタッフひとりひとりに割り当てられた
「売上基準」のことでノルマとも呼ばれますね。
同じ時期に入ったスタッフや先輩は
かなり体育会系思考の方が多かったので
みんな毎日競い合ってたのを覚えています。
なので少しでもお客様に高い服を売ろうと
押し売りのような感覚になっていました。
アパレル業界ではよく見る光景ですが、
お客様として考えると結構なストレスですよね。
僕たちINFPは「人の気持ちを汲み取るのが得意」
と言われています。
良い意味でも悪い意味でも捉える事ができますが、
接客となると良い意味で受け取れますよね。
お客様に必要以上に話しかけることによってプレッシャーを与えてしまい、購買意欲下げてしまいます。
そしてお客様のそのストレスが僕自身にも
伝わってしまい、お互い良い気分にはなりません。
なのでお客様によって対応をかなり変えていました。
お店に入ってくるタイミングで、
・話しかけられるのが苦手なお客様
・話しかけられるのが苦手じゃないお客様
・スタッフと話にきているお客様
をなんとなく察することができるようになり、
話しかけるのが苦手なお客様には必要以上に近づかずに声をかけるのも最小限にしてました。
またアパレル店員はコーディネート提案して
お客様お買い物手助けするお仕事です。
ですが僕は、お洋服の事ではなくて”お客様自身“の話の聞き手に回ることによって信頼関係築くように意識していました。
もちろん服のアドバイスが欲しいお客様に対してはたくさんアドバイスをしましたし、色々なコーディネートも聞かれた時だけ提案するようにしていました。
そのおかげかお客様と楽しく会話できるようになり
「お客様主体の買い物」にすることによって満足してもらえることが増えました。
お店に入って半年過ぎた頃には自分に会いにきてくださる顧客様少しづつ増えていきました。
そして「他の店員さんより話しやすかったよ」と
お褒めの言葉もいただくようになりました。
これは本当にうれしかったです泣
こんな自分でも接客で褒めてもらえるんだと思い
もう少し接客業を続けてみようかなと考えるきっかけとなりました。
最後に : 不適職を選んで得たもの
長いこと不適職である「接客業」をしてきましたが、
得たものはすごく大きいと思います。
僕は現在アパレルでの接客経験を活かして、
毎日多くの観光客が訪れる渋谷のホテルで
フロントスタッフとして働いています。
昔の僕が今の自分を見たらびっくりするでしょう。
あんなに人と接するのが苦手だったのに、
毎日100人~200人ものお客様と話す仕事をしている姿は想像できないと思います。
人と話すことはまだ得意とは言えませんが、
昔に比べたら全然マシだと思います!
(自分で言ってるだけですが...笑)
接客業を選んだことによって得た一番大きな事は、
人と接することの抵抗がなくなったことですね。
「INFP=接客ができないタイプの人間」
と自分の中でずっと考えていました。
ですが自分で接客業を経験することによって
INFPの特性を活かしつつ働くことができると
気づくことができました。
そして何より自分に中の可能性を見つけたことによって、将来の幅が広くなり前向きになれました。
なのでこの記事を見てINFPの仲間に
少しでも希望を与えれたらなと思います。
日記感覚で書いてみました☺︎
読んでくださりありがとうございます。
みなさま、今日も良い一日をお過ごしください☺︎
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