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相変わらずのネガティブキャンペーンから、自戒を込めて

こんばんは!

ケミオです。


ここに親のことを書くと、まだ精神が強く親の支配下にあるように思えてしまいます。

本当は、あまり気分のいいものではありません。


ただ、アダルトチルドレンとして自省する場合、だいたいは親のことを避けては通れません。

なので、これは仕方がないのだと、自分に言い聞かせます。

加えて、これから書こうとすることも、むしろ親の支配下から脱出するための試みですから。


話は、大相撲の尊富士が新入幕での優勝という、快挙を達成したことに始まります。

この出来事そのものは、2日前のことです。

続いて昨日も今日も、この快挙についてのエピソードが、様々なメディアで報じられることとなりました。

端的に言えば、尊富士にとり、「兄弟子で部屋の横綱である照ノ富士の激励が、初優勝の強力な後押しになった」といったエピソードです。


これを私の母は、新聞で見たのでしょう。

話相手の父親に、このように言いました。

「照ノ富士って、立派な人なのね」


この母の発言については、私も同意します。

照ノ富士の人柄みたいなものは、私も報道を通じてしか知らないのですが、客観的事実としても、大関から序二段(確か)まで番付を落として、横綱になるまで復活した人です。

尊富士とのエピソードしかり、自身も前代未聞のことをやってのけた、凄すぎる、偉大な人だと思っています。


しかし、私が首をかしげたのは、この続きです。

母が言うのを、私は耳にしました。

「だってモンゴルの人って、朝青龍みたいなオレがオレがみたいな、自分のことしか考えない人のイメージじゃない?それなのに照ノ富士はね~」


朝青龍のイメージについてはわからなくもないですが、とはいえこの話にはあまり関係がないし、べつに「照ノ富士は立派」でいいんじゃないでしょうか。

朝青龍もモンゴルの人も、良いイメージを持っていなかったり嫌いなのは、母の勝手です。

しかし母は、あらゆる人や物事に対し、これと同様なネガティブイメージばかりを持つようで、しかもそれをわざわざ何かに関連付けては、ことあるごとに口に出します。


だいたい、朝青龍のことだって、母がそんなに詳しく知っているわけではないでしょう。

関係の薄い話を持ち出して、わざわざネガティブキャンペーンをする心理が、よくわかりません。


こうしたことの一つ一つは、取るに足らない些細なことだろうとは思います。

しかし、私にとっては、これが子どもの頃の日常でもありました。

それがありありと、思い出されたのです。


この朝青龍の件の、数日前にもありました。

皇后雅子様の話で、その話とはあまり関係のない紀子さまのネガティブキャンペーン。

その他、おいしくない、高い、バカね、等々。

今も変わらず身近で再現される、ネガティブワードのオンパレードの家庭で、私は育てられたのです。


結果は、ちゃんと育たなかった、アダルトチルドレンになったわけですが。


ただ、これを私が書くのは、半分は自戒を込めてです。

私も恥ずかしながら、実はこの母と全く同様でした。


でも、私の外での身近な人たちのほぼ100%は、全く違う。

彼らが立派な大人なのですが、その彼らとなんでもネガティブな自らの違いに違和感を感じながらも、どうしたらいいかわからず、私は苦しんでいたと思います。


それが、アダルトチルドレンの克服に取り組むことで、ようやくはっきりわかり始めました。

母は、子どもなんでしょう。

私もずっと、子どもでした。


私自身がそこからどれだけ変われたかは、改めて点検が必要です。

しかしとにかく、この母の実態も、それに続く私の実態も理解できてよかったことだけは、間違いないと思います。

恥ずかしいし、みっともない思いもありますが…。


今日もお疲れさまでした!


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