冷たく冷え切った心をほっこり温める3つの処方箋
寒くなっていく時期は、なんとなく寂しく感じたり、人肌恋しくなったりしがちですよね。改めて意識することは少ないかもしれませんが、カラダの状態は実はココロへダイレクトに影響しています。
脳には島皮質という部位があります。この島皮質は「身体」が温かさを感じた時と「心」が温かさを感じた時の両方で反応することが知られています。そのため、私たちは「身体」の温かさと「心の温かさ」を混同しやすく、温かいものを持つと心までホッと温かくなったように感じます。
そしてこれは「冷え」でも同様のことが起こります。つまり、身体が冷えると。脳の中では「心の冷え」を感じる部分と同じ部分が反応するので、冷たいものをもつと、「寂しさ」や「孤独感」を抱きやすくなると言われています。
そしてこれは面白いことに、温度の変化以外にも、例えば何か交渉する際に硬い椅子に座っていると頑固さが増したり、清潔感のある香りを嗅ぐと「クリーンな行為」への関心が高まったりすることが実験の結果で分かっています。
普段口にするものや身に付けるもの、触れるものなどが、知らない間にあなたのココロの状態をつくっているかもしれません。
そこで今回は、カラダの状態や感覚を使って、ココロをほっこり温める3つの処方箋をご紹介していきます。今日の内容をぜひ、参考にしていただき、寒い冬をほっこり乗り越えるために活用してみてくださいね。
温かい食事や飲み物を口にする
冷たいお弁当を食べた時、なんとなく虚しく感じたり悲しくなったりしませんか。
この現象も上記で紹介したように「冷たい」ものを食べると「心の冷え」と同じ脳の部分が反応するために起こる現象。
手作りの温かい食事は、さらに人が作ってくれた(自分が作っても手間暇かけた)という思いやりも感じられるため、なんとなくそういった人の温かさが感じられたり心がほっとするような感覚を得られるのですね。
なので、寒い時期は特に意識してそういったものを食べたいもの。手作りの温かいものが食べられれば、なるべくそうした機会を逃さないように増やし、買ってきたものであっても面倒くさがらずに、お弁当を温めるとか温かい味噌汁やスープを付けるとか「温かいもの」を口にするだけでもカラダが温まると共に心がホッと温まる時間となりますよ。
食べたものでカラダはつくられますが、定期的に訪れる食事の時間に温かいココロも一緒に育んでいきたいものですね。
身近なモノにもこもこふわふわな小物や雑貨を
身近なものの手触りや肌触りは、知らない間に心に影響を与えていることが多くあります。例えば、ネコや犬といった動物にふれた時、毛並みの柔らかさに癒されたり、フカフカのソファーに座って心が溶けるような感覚になったことはありませんか?
ホテルや旅館などでは、ふかふかのタオルに「わぁ♡」とココロがほっこり躍るような感覚になることもありますね。
なので、自宅でも身近な小物類、にふかふか・もこもこ素材のものを取り入れるのがとってもおススメです。わたしのおすすめはタオルとクッション。
タオルは毎日使うものなので、無意識での影響力が実は大きいと思っています。手を洗う時は衛生面からペーパータオルを家でも使うご家庭も増えてきているように思いますので、ぜひバスタオルの素材なんかにこだわっていただけるといいんじゃないかなって思います。
わたしは、心がとろけてしまうような柔らかさを感じられるガーゼ素材のタオルが個人的に大好きです。
また、クッションカバーや椅子の座布団、スリッパなんかをふわふわもこもこにしたりするのもいいと思いますよ。人肌恋しい寒い季節のリラックスタイムに、ふわふわもこもこしたものをぜひ身近に置いてみてくださいね。
お風呂につかる
忙しい生活をしているとついシャワーだけで済ませることが多くなりませんか。カラダを一気に温めるためにはやはりお風呂に入るのが一番簡単で効率的。寒い日にお風呂に入ると、全身が溶けていくように力が抜けてリラックス出来ますよね。
入浴剤を入れたり、アロマで香りを楽しんだりしながら入浴を楽しむとよりいいかもしれないですね。
ただし、寒い冬は急激な温度変化によりお風呂場でヒートショック現象を起こしやすくなります。脱衣場を温めたり、お風呂の温度は38~40度くらいにしたりして対策するようにしていきましょうね。
タッチケアの第一人者である桜美林大学リベラルアーツ学群教授の山口創先生の研究によると、ストレスと肌状態は関係があり、ストレスの多い人ほど肌状態が悪く、肌状態が良い人ほど幸福度が高いといいます。
・肌の保湿は念入りに
ストレスがあるから肌状態が悪くなるのか、肌状態が悪いからストレスに感じているのかの因果関係については明記されていませんでしたが、どちらにしても肌状態がいい方が肌から受ける物理的なストレスは少なく、そういった部分でも幸福度が高くなるのかもしれないですね。
冬は気温も湿度も低いことに加えて、暖房を使用するので肌も乾燥しますよね。冬は特に洗浄成分が強すぎないボディソープに変えたり、お風呂上がりに全身の肌保湿することを大切にするのが良さそうです。
肌の状態や不快感は、私たちが思っている以上にカラダにストレスを与えているかもしれません。なんとなくいつも落ち着かないといった人や不安を感じる人は、天然素材の肌着にするなど、肌に直接当たる衣類を見直してみるものいいかもしれませんよ。
まとめ
今日はカラダの状態からココロの状態を温かく変えていく処方箋をお伝えしました。目新しいものはないとは思いますが、ココロとカラダは直結しているということを改めて感じてもらえたのではないかなと思います。
現代は視覚と聴覚に偏り過ぎていて、カラダの感覚を軽視しがちです。便利なモノや安価なものももちろんいいですが、毎日使うものや身近に置くものを「手触り」「肌触り」がいいという基準で選んでいくと、もっとココロが安定して安らぐかもしれません。
わたしも寒いのは苦手ですが、その分、もこもこしたものやふわふわしたものが大好きなので、少しづつお部屋を衣替えしているところです。苦手な季節だけど、ちょっと楽しみです。
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