表情筋を鍛えよう!
こんにちは。パーソナルトレーナーの助政桂多です。
今回はメンタルにも影響を及ぼす表情筋についてお話をしていきます。
皆さんふと自分の顔を鏡で見た時に、「老けてきたかも?」「暗い表情しているな」と感じることはありませんか。
そんな時こそ表情筋を鍛えて、喜怒哀楽をしっかり表現できる、生き生きとした生活を贈りましょう。
ぜひ、最後までお付き合い下さい。一人でも多くの方にこの記事がお役に立つことを願っております。
1、表情筋とは
まず人間の筋肉の数についてお話をさせて頂きます。
自分の意志で動かせる筋肉が1つ、自分の意志で動かせない筋肉が2つあります。
自分の意志で動かせる筋肉を骨格筋といいます。
自分の意志で動かせない筋肉が内臓をつくる(平滑筋)・心臓をつくる(心筋)です。
骨格筋は全体の約40%です。
骨格筋だけで約400個もあります。
平滑筋・心筋合わせると約600個です。
歩くときに使う筋肉の数は約200個。
笑顔に使う筋肉の数は約17個。
しかめっつらには約43個使うそうです。
そして表情筋とは顔面部と頭部、頸部の一部にある皮筋の総称を指します。
喜怒哀楽などの表情を作り出すところからこの名前がつけられていますが、目や鼻の開閉、食べる、飲む、吸う、吐く、話すなどの口の運動にも深く関わっています。
なんと表情筋と言われる筋肉だけでも40種類以上に分かれ、相互に作用して人間の複雑な表情を作り出しますが、普段の生活では30〜40%しか使っておらず、表情が乏しかったり加齢などが原因で筋力が衰えたりすると、シワやたるみの原因となり飲み込みや発声にも影響が出てきます。
特に近年マスクを付けることが常識になり、さらに表情を作ることが少なくなっています。
「なんだか表情を作るのがしんどい」ってなる前に、体の筋肉だけでなく顔の筋肉も鍛えるようにしていきましょう!
2、衰える原因と症状
鏡や写真で自分の顔を見たとき、老いや疲れを感じると少し悲しくなるのは私だけではないはずです。
表情が乏しいと感情がない人や、暗い人などの印象を与えかねません。
ですので、表情を活き活きとさせ、少しでも見た目を若返らせるためは表情筋を鍛えるのが一番の近道です。
ではなぜ、そもそも表情筋は衰えてしまうのでしょうか。
原因の1つ目は加齢や無表情が原因となっています。
加齢により顔の筋肉が衰えて、かつ重力に負けることでシワやたるみが出てきます。
また、若い頃のようにワイワイ騒いだり、話したりすることも減り、感情が激しく動くこともなくなり、昔のように上手く笑えないなんてこともあります。
また、同じような意味で無表情も原因の一つです。
昔のように人とオフラインであって会話するのが当たり前の時代から、SNSや画面上でのやり取り、パソコンやスマートフォンでの文字でのやり取りが増え、無表情でも会話が成り立つ時代です。
こうして人と対面で会話することが少なくなり、無表情でいる時間が多ければ多いほど、表情筋は衰えていってしまいます。
次に衰えることで起こる症状についてお話します。
表面上では喜怒哀楽の表情が乏しくなり、感情の伝え方が下手くそになってしまいます。
別に不機嫌じゃないのに口角が下がって眉間にしわがより、周囲の人から避けられるなんてことも。
人はコミュニケーションを図るとき、相手の表情を無意識に観察しています。
常に誰かと接するときは笑顔でいたいものですよね。
表情筋が衰えるとさらなる悲劇が待っています。
それは皮膚がたるんで肌のハリや艶がなくなり、実年齢よりも老けて見られてしまいます。
なぜなら表情筋は骨と皮膚をつなげ、皮膚を支える役割があるからです。
内面上では口の周辺にある筋肉が衰えることで、活舌が悪くなることもあります。
会話の中で聞き返されることや舌を噛んでしまうことが増え、うまく話せないからと余計に会話の機会が減ってしまう可能性も。
そうなれば、表情筋の衰えも加速してしまうでしょう。
顔の筋肉の衰えを野放しにしていると、このような事態を招く原因になりますので、しっかり対策をしていきましょう!
3、表情筋を鍛えて豊かな心になろう
最後に表情筋を鍛える方法をお話いたします。
顔のたるみやほうれい線が気になる人は、表情筋を鍛えることでキュッと引き締まった印象を目指せます。
顔の筋トレですがウエイトトレーニングのように器具が必要ということもなく、日常生活でどこでも場所に囚われずできますので、早速とりかかっていきましょう。
1、あいうえおトレーニング
こちらは表情筋を全体的にバランス良く鍛える基本的なトレーニングです。
a「あ」口を全体に大きく「あ」の形に開けます。このとき目も大きく見開きます。
b「い」口を横に大きく「い」の形に開けます。口角を横に引っ張るように力を入れます。
c「う」口をすぼめて「う」の形で唇を突き出します。両頬にも力をいれて引き締めます。
d「え」口を横に大きく「え」の形に開けます。眉と口角も上げるように力を入れます。
e「お」口を縦に大きく「お」の形に開けます。同時に鼻の下を伸ばしましょう。
それぞれの単語を発する口の形で3秒キープして戻す、これを1日5セットから始めて、慣れてきたら10セットまで段階的に増やしていきましょう。
2、舌回しトレーニング
口を閉じたまま舌先を動かすトレーニングです。
マスクをした状態ですと人目を気にせずにできるので、通勤途中や休憩時間などに手軽に取り組めます。
やり方は簡単です。口を閉じまま舌先を上唇と歯の間に入れて、ほうれい線を内側からなぞるように、時計回りでゆっくり動かします。
10周回ったら今度は反時計回りに10周回しましょう。
3、最後は日頃のお食事で「よく噛む」を実施しましょう。
食べ物を噛む時に使う咬筋は、動かすことで口周りにある表情筋を一緒に鍛えることに繋がります。
また、ダイエット中によく噛むことで、少ない量でも満腹感が生まれます。
一石二鳥ですし、こちらも今すぐできますよね。
早食いの人におすすめな方法は、食べ物を口に入れるたびにお箸をおいて、20回以上咀嚼しますと、時間をかけて食事をすることができます。
いかがでしたでしょうか。
これ以外にもたくさん表情筋を鍛える方法はあります。
日頃から自分の表情筋がしっかり動いているか、たくさん笑ったりたくさん驚いたり、リアクションを少し大げさげもいいので、意識してやってみるのもいいでしょう!
4、最後に
『表情筋を鍛えよう!』はいかがでしたでしょうか。
表情が豊かな人は、話していると魅力的に感じますよね。
表情が豊かになるには、表情筋を鍛えることが一番です。
加齢や普段の無表情が原因で、何もしなければ表情筋はどんどん衰えてしまいます。
いつでもどこでもできるエクササイズですので、今日から早速やっていきましょうね!
この記事が参考になれば大変うれしく思います。
今回も最後まで読んで頂き、誠にありがとうございます。
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TRAINER'S GYM(トレーナーズジム) 曙橋店で
オーナー兼トレーナーをしています。ホームページはこちら。
パーソナルトレーナー
助政桂多