部分痩せってできるの?
こんにちは。パーソナルトレーナーの助政桂多です。
皆さんは、ぽっこりお腹をなくしたい、二の腕のたるみを取りたい、太ももの余分な脂肪を撃退したい、などの部分痩せしたい人は少なくないと思います。
そんなダイエットにおける部分痩せについて詳しく説明していきます。
ぜひ、最後までお付き合い下さい。一人でも多くの方にこの記事がお役に立つことを願っております。
1、部分痩せとは
部分痩せとは、その名の通り身体の一部だけを引き締めるダイエット方法です。
例えば、手を振った時にブルブルと揺れる二の腕やぽっこりと出たお腹の肉、スキニーなジーンズなどが引っかかって履けないぐらい、太ももに付いた余分な脂肪など
気になる部位を集中的にシェイプアップすることを目的としたものです。
実際に運動や食事を通して、部分痩せに挑戦したことがある方もいるのではないでしょうか?
そんな部分痩せはよく知られているダイエット方法である一方で、その成果を十分に得られたという経験談はそんなに多くはありません。
そうなると気になるのは実際「部分痩せは可能なのか」という点ですよね。
現実的に、身体の一部だけを細く引き締めることはできるのでしょうか。
2、ダイエットで部分痩せは可能なのか?
結論からいえば、部分痩せは不可能です。
痩せるということは、つまり蓄積している体脂肪を減らすこと。しかし、一部分の脂肪だけを優先して減らすということはできません。
かならず全身の脂肪を分解・燃焼させ、カラダ全体から少しずつ減っていくのです。
ではなぜ、部分痩せと言う言葉が流行り、独り歩きするようになったのでしょうか。
それは、美容関係やダイエット関係の企業が、自社の商品を売り出すために、CMや通販番組などで誇大に広告を出していたからです。
お腹や二の腕に器具を押し当ててマッサージするだけで痩せるや、お腹にパッドを貼ってスイッチを入れるだけで、腹筋が割れて6パックになるなどの商品です。
そういった簡単に楽に誰でもできます系の話には、皆さん注意しましょう。
部分痩せはできませんが、脂肪を蓄えやすい部位・しにくい部位というものは存在します。
カラダの末端はよく動かすため脂肪が蓄積しにくく、カラダの中心部はほとんど動きがないため脂肪が蓄積しやすいのです。
また、中心部は内臓を冷えや衝撃から守るために、もともと脂肪が多く、ダイエットでも一番最後に落ちていく箇所でもあります。
ですから、お腹やお尻などには脂肪が蓄積しやすいのですね。
つまり、ダイエットで全身の体脂肪を落としていきたいと考えた場合、二の腕や腹筋運動などの小さな筋肉ばかり鍛えていても、消費エネルギーも小さく、非効率であることが分かると思います。
やはり全身運動である、スクワットや大きい筋肉がある、胸や背中のトレーニング種目を中心にプログラムを組む必要がありますね。
3、運動と食事でコントロールしましょう!
やはり健康的に痩せるためには運動・食事の両方からアプローチしていきことが重要です。
ただ「痩せる」というと、単純に体重だけを落とすことを目指す方もいますが、それはおすすめできません。
健康的なダイエットをするには、体重だけでなく余分な脂肪を落とし、かつ適度な筋肉をつけることが必要です。
つまり基礎代謝をアップさせて、エネルギー消費が適切にスムーズになることで、疲れにくく脂肪の燃えやすい体を作ることができます。
運動することのメリットの1つに、ある程度の負荷を体に加えながらエネルギーを消費することで、しっかり食事も摂ることができるので、ダイエット=食べられないと言うストレスを軽減でき、続けやすいというメリットもあります。
様々な強度のトレーニング、ここではウエイトトレーニングを例にあげます。
ウェイトトレーニングなどの無酸素運動は、筋肉が大きく発達することで基礎代謝を高める効果が期待できます。
反対にウォーキング、ランニングのように強度が低い運動を長時間行う際、体では主に体脂肪がエネルギー源として使用されます。
そのため、有酸素運動は“脂肪を燃やす運動“とされています。
無酸素運動と有酸素運動を上手く組み合わせることで、燃えやすい体になって、脂肪撃退効果が飛躍的にアップします。
次に健康的に痩せるためにはどうするか、それは何かを極端に減らすのではなく、適切なカロリーコントロールと、栄養バランスよくしっかり食べて、必要な栄養を摂ることが重要です。
消費カロリー>摂取カロリーであれば、停滞期でない限り必ず体重は減っていきます。
糖質を抑えるダイエット方法か、脂質を抑えるダイエット方法かで、栄養素のバランス感は変わってきますが、唯一変わらないのは、タンパク質はしっかりと摂るということです。
エネルギー代謝に重要な役割をもっていますし、何より筋肉の材料になるタンパク質は、健康的に痩せるダイエットには欠かせません。
タンパク質は、お肉、魚介類、大豆・大豆製品、卵、乳製品などに多く含まれています。
毎食一品以上は、タンパク質を含む食事を摂ることを意識しましょう。
4、最後に
いかがでしたでしょうか?
今回は「部分痩せってできるの?」についてお話しをしました。
今回も最後まで読んで頂き、誠にありがとうございます。
Instagramも頑張っていますので、ぜひ御覧ください。
TRAINER'S GYM(トレーナーズジム) 曙橋店で
オーナー兼トレーナーをしています。ホームページはこちら。
パーソナルトレーナー
助政桂多