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「営業・商品開発・マーケティング」 結果を出す人にみられる共通点

こんにちは。加賀です。

私は、これまでのキャリアで営業、商品開発、マーケティングを経験し、多くの人と共に働かせてもらいました。
どんな場所にも必ず結果を出す人はいて、その人たちを観察しながら「自分にも取り入れられることはないか」そんなことをよく考えてながら働いていました。

職場も部署も職種も違う中で、結果を出す人にはどんなことが共通していたのか。振り返りと自分自身の整理のためにも書こうと思います。
ちなみに、ここでいう結果出す人というのは成果を上げられる人です。"課せられた目標を達成し続けられる人"を結果を出す人と定義しています。

※結果を出す人=仕事ができるとは言及していません
※個人的な整理のために書いています
※あくまで主観なので正解ではないです

すぐ行動に移せる

やはり最初に思いつく共通点は「すぐに行動に移せる」という点です。仕事において行動を起こすタイミングといえば「仕事を頼まれたとき」「会議でやることが決まったとき」「学んだことを取り入れるとき」などインプットからアウトプットに変わるときです。結果を出す人は「決定⇨実行」の「⇨」が非常に早いです。あれこれ考えすぎて動けなかったり、腑に落ちるまで文句を言う、などという不毛な時間はつくらず「決定」というトリガーが引かれれば誰よりも早く取り組みます。

あらゆるビジネス本やビジネスインフルエンサーでも口酸っぱく言われてますが、やはり実際の現場でも行動スピードの違いで結果に差が出るというのは、多くの職種に当てはまると思います。

なぜすぐ行動に起こす人は結果を出すのか

これにはいくつかの要因があると思いますが主には以下だと考えています。

  1. 一次情報に早く触れられる

  2. 行動から得た情報をもとに早く改善ができる

  3. すぐに行動を起こす人が少ないから

1つ目一次情報に早く触れられる。一次情報から得られるものは、人から聞く二次情報よりも遥かに鮮明で役に立つことが多いです。すぐに行動へと移すことで人より早く一次情報に触れ、行動が遅れた人よりも課題やコツを早く見るけることができます。コツを見つけることは後に複利が効くので後の行動の質がどんどん上がっていきます。

2つ目、量をこなせる。なかなか行動に移せない人よりも、その分多くの量をこなすことができます。質の高さは量をこなしたあとについてきます。とくに新しいサービスを売ることになった営業マン、新しいサービスをプロモーションすることになったマーケティング担当者は、まず量をこなして経験値というデータを溜めていかなければなりません。
行動の遅れは"質向上の遅れ"に直結する可能性が高いため、最終的な結果が伴うのも遅くなります。

3つ目はシンプルにすぐ行動を起こす人が少ないからだと思います。
ついこの前読んだ記事にこんなことが書いてありました。"過去40年にわたって分析したところ、実に全人類の95%の人が「自分に甘く、仕事や作業で何らかの先延ばしをする」ことが明らかになりました。-カナダ・カルガリー大学ビジネススクールのピアーズ・スティール教授"

つまり行動のスピードを上げるだけで差別化ができる可能性が高いということです。行動までに時間がかかってしまう人とそうでない人の違いは、主に以下のような点だと思います。

遅い人:やる前にあれこれ考える
早い人:やりながら考える
遅い人:言い訳と文句が多い
早い人:一旦行動してから結果を踏まえて意見を言う
行動が遅れてしまう要因として、失敗への恐怖、完璧主義、誘惑への弱さと言われています。こういうマインド面の違いが行動の早さと関係している部分かもしれませんね。

内心が素直

内心が素直というのは、行動における素直さと言い換えて良いかもしれません。まず内心が素直ではないと思う例をあげます。
たとえば上司から上手くいく方法、あるいは正しい指摘をされたとき素直だと思われる人は「はい!ありがとうございます。勉強になります」という模範的な回答が返ってくるでしょう。しかし言葉では前向きなリアクションをとっても実際の行動には現れていない。ということが良くあります。
これは、振る舞いは素直だが内心はひねくれているパターン。「どうせ上手くいかないだろう」「自己流の方が結果が出るだろう」と斜に構えたり、プライドを優先してしまっている可能性があり、こういう人は内心が素直とは言えません。
一方で内心が素直な人は、言葉では上手くリアクションしていなくても実際の行動は助言を取り入れてプラスに変えていきます。上司からの指摘が理解できない、正しいと思っていない場合、リアクションで取り繕うのではなく聞きます。

性格やキャラクターは共通していない
内心が素直な人には、シャイな人もいれば、明るくてよく喋る人もいて性格やキャラクターは特に共通してません。たとえば、ソーシャルスタイルで分類しても位置するポジションはバラけており性格もキャラクターも見事に違いました。

※ソーシャルスタイルとは、人のコミュニケーションスタイル(特徴)以下4つに分類したもの
エクスプレッシブ(自分の意見を主張し、感情を言葉に表す)
ドライビング(自分の意見を主張し、感情を抑える)
エミアブル(相手の意見を傾聴し、感情を言葉に表す)
アナリティカル(相手の意見を傾聴し、感情を抑える)

仕事のボールを持ち続けない

結果を出す人は仕事のボールを持ち続けない印象です。
仕事のボールを持ち続けないとは、自分の手元に来た仕事を持ち続けず、すぐにパスもしくは処理するという意味です。たとえば、社内のLINEやメールは気付いたその時にすぐ返します。誰かを巻き込んで行わなければいけない仕事はすぐに共有してパス。自分しかできないことはすぐに片付けて返します。優先順位をコントロールしつつ、仕事が山積みにならないよう意思決定を素早く行います。

仕事を受けないというわけではない
ボールを持たないというのは、自分のできる範囲の仕事しか受けないというわけではありません。むしろ、人よりも多くの仕事をうけていました。多く仕事をうけながら、どのようにして抱え込まないようにしているのか。それは「仕事の優先順位、重み付けが明確」「スケジューリングに時間をかける」という点に共通点がありました。

きたボール(仕事)に対して「どのくらい時間と労力がかかりそうか」「早く取り掛かることのメリットはどのくらいあるのか」「自分以外の人にもできることなのか」ということをすぐに判断し「今やるのか」「明日やるのか」「誰かにパスするのか」「うけないのか」を決定しています。
すぐに優先順位と期日を決めてパズルのようにスケジュールを組み立て、仕事を山積みにしないように工夫しています。

仕事以外の時間も充実している

結果を出す人は仕事以外の時間も充実しています。趣味が多いとか友達が多いというわけではなく"時間を無駄にしていない"といった印象です。
もっと具体的に言うと以下のような点です。

・休みにやることが明確(なにも決まってないが少ない)
・休みもスキルUPに時間を使うか、もしくは全く使わない
・趣味にも情熱がある

ここから言えることは"休みの日だとしても自分の意思で決めている”という点だと思います。自分はこうする!という明確な意思と計画のもと休みにやることを決めていて、休むとしても「とにかく寝る!」と決めています。「家族のために◯◯しなければいけない」「乗り気じゃないのけどなんとなく友達と会う」などどこか自己犠牲的で他責な感じではなく、自分の意思で自分をコントロールすることが、仕事にも休みにも現れているのではないでしょうか。

必要なコミュニケーションを避けない

必要なコミュニケーションを避けないということは共通していたと思います。人と多くしゃべる、社交的で誰とでも絡む、社内外問わず仲の良い人がたくさんいる。という意味では当然ありません。
必要なコミュニケーションとは「トラブルを回避するためのコミュニケーションを避けない」と言い換えてもいいかもしれません。
仕事をする以上社内外問わず言いにくいこと、できれば避けたい内容は多くありますよね。「良くない結果の報告」「誰かへの指摘」「辛辣な意見」などなど。傷つけてしまわないか、相手を怒らせないか、相手に嫌われてしまうかもなど、言いにくいと思う背景はさまざまです。

ただこういうコミュニケーションを避けると、後に大きなトラブルが起こります。言いにくい内容を先延ばしにすることで炎上が起こるというのは周知の事実ですよね。
部下、上司、クライアントなど仕事における関係者達。
先のリスクを考えて相手にとって耳障りの悪い内容でも、避けずに必要なコミュニケーションを取ることで、先に起こるリスクを回避し、不要な時間を作らない、信頼関係に傷をつけないという点が回り回って結果に繋がっているのだと思います。

まとめ

営業、商品開発、マーケティングそれぞれで結果を出すためには、どんなスキルが必要だと思いますか?と良く耳します。
結果を出すために必要なのは特別なスキルや才能ではなく、多くのビジネス書や自己啓発本で何度も言われているような、いまでは当たり前のこと。

今回は「こうだから結果がでる」というよりも「こういう共通点がありました」という内容でした。外部から見られる共通点を並べてみましたが、これらが共通している背景には、根本的な考え方やマインドセットに近しい部分があるのかもしれません。そういった根本的な精神性が行動を変えて結果に現れる。やはり才能や経験を羨む前に「考え方」を変えてマインドを育てていくことが結果を出す近道なような気もします。


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