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【転職・独立】大企業を辞めた後のリアルな心境

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こんにちは。Keisuke@海外駐在経験フルコミFPです。
私は早稲田大学を卒業後、国内大手生命保険会社総合職の海外駐在員として働き、現在は保険代理店でフルコミFPとして生命保険営業をしています。
今回は、私が国内大手生命保険会社の総合職という大企業の社員を辞めた時のリアルな心境を話したいと思います。


↓ 私の経歴の詳細と自己紹介は以下のリンクよりご確認ください!



葛藤の日々

私の働いていた国内大手生命保険会社の待遇、福利厚生は日本トップクラスで、正直文句は何一つありませんでした。特に海外駐在員は別格でした。
業務内容についても国の業界を変革していくような、規模の大きい仕事をすることができました。周りも良い方ばかりで恵まれた環境で過ごしていました。

ただ、大企業特有の、年次を重ねて出世をしていく毎に現場から遠くなる感覚への違和感が徐々に抑えられなくなり、独立という道を選びました。

元々私が海外駐在員になりたいと思った理由は、「海外駐在員として、広く世界に金融リテラシーを、そして日本式生命保険コンサルティングを普及させるような仕事がしたい」と思ったからです。

しかし実際の海外駐在員として求められるのは、現地グループ会社の経営計画や営業計画などの会社全体を上手く取り仕切ることであり、実際に行われている生命保険営業の運営は現地スタッフにゆだねるしかありませんでした。

「もっと現場レベルで、現地の募集人に、正しい生命保険コンサルティングを教えたい」という想いに相反するように、年次を重ねていく毎に現場から離れていく業務への違和感が徐々に大きくなってきました。

私の仕事の目的は、「正しい日本の生命保険営業を世界に普及させる」ということであり、それが私の夢です。

その目的を達成するためには、手段を変えた方が良いのではないか?
ただ、今の処遇や環境を手放すことはもったいないのではなか?
独立したら自分のやりたいことに集中できるのではいか?
海外駐在員なんて滅多にできない経験だからもったいないのではないか?

そんな葛藤を半年間続けた末、夢の実現の可能性と将来の業務自由度という観点から最終的に独立という選択肢を取りました。


辞める直前の心境

いざ辞めると決心し、会社で諸々の手順を踏んで退職の手続きを進めました。
上司との面談。海外事業部との面談。人事部との面談。様々な書面手続き。
手続きが一つ一つ進んで進んでいくに従って、引き返す道が閉ざされているようで、もう前に進むしか道が無くなっていきました。

まず初めに感じたのは、今までお世話になった上司、そして期待してくれていた会社へ申し訳ないという気持ちです。

上司には自分の時間を使って私の能力向上の為に尽力してくれました。業務後に夜な夜な飲み明かした日もありました。
会社は私に期待してくれて、海外駐在員として莫大な投資をしてくれていました。
そんな全てをひっくり返して辞めることは、正直申し訳なく、つらかったです。

ただその時に思ったのは、「一生お世話になった感謝の気持ちを忘れないことしかできない」という事です。
辞める立場の人間には、それまで受けた恩を忘れないことしかできないです。逆に、しっかりとした感謝の気持ちを持っていれば、たとえ会社を辞めても関係は継続します。


そして辞める直前に考えていたもう一つは、「任された仕事は最後まで責任を持ってやりきって次に行く」という事です。

全力でやりきることで、すっきりした気持ちで次のステージに行けると思っていました。


辞めた直後の心境

大手企業の社員という看板、社会的信用、福利厚生、固定給 等々、全てを投げ捨て、何者でもなくなりました。
色々なしがらみが無くなった反面、どことなく寂しい気持ちになりました。如何に自分にとって会社や同僚というものが大きかったかを実感しました。

自分の夢や目標へすべての時間を投下できるようになり、仕事は非常にやりやすくなりました。しかし、やはり新たな悩みもできます。

転職や独立はあくまで今目の前の不安や不満を解消するものでしかなく、転職や独立をしたらまた新たな不安や不満は出てきます。

「転職や独立したら全て解決する!不満が無くなる!」という事は幻想で、実際はどんな仕事をしていても不安や不満はつきものです。


私自身、独立直後は「自分の仕事の目的は何なのか?そしてどうやってその目的を達成するのか?何のために大企業を辞めたのか?」という事を絶えず自に問いかけ続け、目的をブラさないように必死でした


独立して時間が経って大切だと思ったこと

今は独立して時間もたち、徐々に生活に慣れてきました。
フルコミッションファイナンシャルプランナーとして全国各地のお客さまの下へ飛び回り、たまに海外現地視察に行く毎日です。

ただどうしても不安になるときもあります。

そんな時に思い返すのは大企業海外駐在員として過ごした激動・激務の日々です。今の自分の背中を押してくれるのは、頑張った過去の自分しかいないと思います。

また、どうしても不満がでてくるときもあります。

そんな時は、独立を最終的に決断したのは自分であるという自己責任で考えています。他責の気持ちは、捌け口になるが、プラスにはなりません。

私は、別に全員が転職・独立しないといけないとは思っていません。会社員として少しの不満を抱えて続けることも選択肢として全然ありだと思いますし、辞めるのも信念であれば、続けるのも信念だと思います。

ただ一番大切なのは、今の仕事が、ちゃんと自分の仕事の目的と一致しているかどうかという事です。そこさえ合っていれば、充実した人生を送れるのではないかと思っています。


以上ここまで読んでいただきありがとうございました。
最後に、私の夢は、将来もう一度海外に行き、正しい日本の生命保険営業を世界に普及させることです。
その目標の達成のため、引き続きこのNoteを更新していきたいと思いますので、フォローをしていただけると非常に嬉しいです!

引き続きよろしくお願いいたします。

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