テレビでほとんど流れない面白いニュース【5/18〜5/24】
1. 携帯キャリア4社の今後
NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの大手携帯キャリア3社、それに加えて楽天モバイルの勢いが上がっている。
大手キャリアの3社と楽天モバイルの戦略はプランや値段、基地局のエリアなどで大きく違う。詳しくは以下の記事で比較されているので、参考にすると良いだろう。
NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの3社は充実した通信回線や様々なプランが充実しているのが特徴だ。中でもKDDIはUQ mobile、ソフトバンクはワイモバイルと「サブブランド」として組み、よりユーザーのニーズにあった提案を実現している。
一方で、新たに参入してきた楽天モバイルの強みはなんと言っても「安さ」だ。他3社と比べ、データ無制限でとても安い月額料金で利用できる。
しかし、無制限に使うことができるのは全国ではなく、一部の「楽天回線エリア」だ。
そして、この楽天回線エリア外では、一月に海外だと2GB、au回線内だと5GBを超えると通信制限がかかってしまう。
ただ、楽天回線エリアを見ると、都心部に在住し、それほど移動しない人にとっては得かもしれない。正直、意外と使える地域も多くて驚いた。この安さであれば、乗り換える余地は十分ある。
2. 東芝、週休3日体制へ
新型コロナウイルスの感染予防に向け、東芝の働き方改革が注目されている。緊急事態宣言が発令され、4月20日以降、東芝は出社率20%以下を達成している。
しかし、製造現場で働いている人は現場仕事である以上、在宅勤務は難しい。そこで、経団連14日に発表したガイドラインにも載っている「週休3日」を導入した。
しかし、減った1日分の労働時間は他の4日に割り振って働く。つまり1日あたり10時間働く計算になる。その分、給与は変わらないというが、皆さんはどう思うだろうか?
正直、僕は1日10時間も同じ場所で働き続けることに耐えられないと思う。実際にインターンで毎日8時間働いていても体力的にキツいと感じているくらいだ。他にもヤフーなどが週休3日制を導入しているが、同じく労働時間は1日10時間である。
一方で、欧米では時間による拘束はない。「結果がすべて」の世界であり、自分の時間は自由に使える。その代わり、何をどれくらい達成すれば良いのか、といった試験範囲がしっかりと定まっているのが特徴だ。それを達成するためには、場合によっては1日10時間以上働いているかもしれない。
また、新型コロナで広まった在宅勤務を活かすには、欧米方式である「ジョブ型」でないと相性が悪い。日本型の「メンバーシップ型」による拘束時間の評価である以上、リモートで働いている様子を監視するみたいな信じられない光景はいつまでも続く。
個人的には、欧米式の方がストレスフリーな生き方を実現できると思うのだが…
3. ヤフーが民間契約を完全電子化へ
新型コロナウイルスの影響で、「はんこ問題」が浮上している。
様々な企業でデジタル化を推進する動きが見えている。ヤフーも取引先の民間企業との契約を完全電子化すると発表した。大手企業が電子契約を導入し始めることにより、自然と周りの企業も電子化にせざるを得ない状況になると思う。キャッシュレスが推進されているのに、電子決済システムが導入されてなく、客が離れてしまうようなエアペイのCMのように。
4. Spotifyが遠隔で友達と楽しめる新機能を発表
プレミアムユーザーが2人以上同じ場所にいる場合、再生する曲をお互いにコントロールできるようになる機能が追加される。今後、これとカラオケがコラボし、遠隔でカラオケを楽しめるようになる可能性も否定できない。
「画面共有」が最初だと思うが、リモートのエンタメは五感で同じ体験をすることが求められているように思う。
画面共有の後は、NetflixやYouTubeでも同様のサービスが見られるようになった。おそらく技術が発達したら、数値化された臭いや味が遠隔で共有できる日がくるはずだ。
5. ANAのドローン開発
ドローン技術を展開するスタートアップ「エアロネクスト」とANAHDが物流ドローンの共同開発に向け、業務提携することを発表した。
ANAHDのエアラインならびにドローンオペレーターとしての機体運航に関する知見と、エアロネクストの産業用ドローンの基本性能を向上させる技術を融合し、「空の産業革命 レベル4(有人地帯での補助者なし目視外飛行)」に対応する物流ドローンの共同開発を目的とする。
ANAHDでは既に福岡市や五島市にて無人地帯での補助者なし目視外飛行(レベル3)による実証実験を行っている。
エアロネクストは、ドローンの試作機は既に完成しており、今後は無人地帯から有人地帯で目視外飛行(レベル4)を飛ばす事を、目指す。
新型コロナの影響を多大に受けている航空業界だが、このような明るいニュースは非常に希望を感じるのではないだろうか。
6. Suicaで解錠可能のマンションがついに!
スマホ決済が当たり前となり、財布はほとんど持ち歩かない自分としては、今後の期待を含め、非常に嬉しいニュースだ。なんていったって、鍵がスマホに代替するのだから。
以前からスマートロックは存在したが、専用アプリをインストールしなくてはならなかった。電車移動だけでなく、電子決済などの役割も果たすSuicaはインフラ化しているため、今後の普及も期待できる。
7. 大戸屋が冷凍食品を販売
大戸屋が冷凍食品市場に参入する。僕も冷凍食品をよく購入するが、年々味が美味しくなっていると感じる。
まだテスト段階ではあるが、どうやら店舗限定だということだ。
「今後は顧客の反応を踏まえて、メニューを追加していくほか、量販店やECサイトなどの販売チャネル拡大も目指す」とのことなので、場合によってはコンビニで販売される可能性もある。
前回の記事でも紹介したように、冷凍食品に限らずフードキットを展開するサービスも増えている。女性が料理出来ないのはマズい、といった風潮は無くなる傾向にある。
8. ケンブリッジ大学、来年度もオンライン講義
あまり報道されている印象はないが、イギリスの感染者数は5月25日時点で世界4位であり、死亡者数は世界2位である。
また、第二波の警戒もあってか、ケンブリッジ大学は今年10月〜来年9月までの講義も、引き続きオンライン講義を実施すると発表した。
ケンブリッジ大学に倣う学校も見受けられるが、日本の大学含め、実験・実習はどうするのかとても気になる。
9. HIKAKIN、1億円寄付
小学生でなりたいという人も多いYouTuberの代表として、素晴らしいです!「YouTuberは希望を与える職業」という印象をさらに感じました。
10. ES細胞で赤ちゃんの治療に成功
海外では主流となっていたES細胞は、日本では「倫理問題」や「拒絶反応」によって問題視されている。そんなES細胞によって一人の赤ちゃんの命が救われ、この事例は世界初だという。
再生医療技術として、ES細胞とiPS細胞はこれまでに様々な物議を交わしているが、もはやES細胞でも良いのでは、という意見も出ている。
11. Netflixの継続確認メール
サブスクを登録している消費者側としては、もしかしたら数ヶ月使っていないサービスがあるかもしれない。一方で、企業側にとって継続さえしてくれれば、利益が出るのだから関係ない。むしろ、退会確認メールを送ることは利益を下げる行為に近い。
対象は入会後1年以上使っていないか、2年間使っていないユーザーであり、全ユーザーの5%に満たない。メールによって解約される場合もあるが、逆に解約を拒み、さらに継続期間が伸びる可能性もある。それに、一番大きいのは、これまでに退会確認メールを送る企業がなかったことから、イメージアップにも繋がる。
さらにNetflixは、新型コロナウイルス感染拡大の影響で収入に影響が出たアメリカの映画・ドラマ制作に関わるフリーランスのスタッフに1人当たり10万円の支援金を出すと発表した。
相当なイメージアップだ…
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