【イベント案内】「萩原朔太郎と詩の未来」
2022年は、詩人・萩原朔太郎の没後80年にあたります。それを機に、朔太郎を介した企画展「萩原朔太郎大全2022」が全国52か所の文学館や美術館、大学等で開催されます。
そこで、萩原朔太郎との関係も深い、西脇順三郎のアーカイヴのある慶應義塾大学アート・センターと、三田文学会との共催で、シンポジウム「萩原朔太郎と詩の未来」を10月22日に開催することになりました。
慶應義塾大学三田キャンパス北館ホールとオンライン併用での開催です。いずれも無料ですが、お申し込みが必要です。
また、「萩原朔太郎大全2022」の全体については、こちらからご覧ください。
現在、各大学の垣根を越えて活動し、詩集の出版や朗読イベントなどを行っている「インカレポエトリ」などを中心に、現代詩は、若い人たちのあいだでも盛り上がっています。
『三田文學』でもその場に注目してきました。144号では、講師の先生と学生たちの創作をめぐる座談会「大学授業で詩をつくる 『インカレポエトリ』をめぐって」(特集:創作教室)を、連載コーナー「学生創作セレクション」ではときどき学生の詩を掲載しています。
「インカレポエトリ」の場からは、直近二年、中原中也賞受賞者が連続して輩出されており、まさに慶應義塾もいま、大きな詩の流れのなかにあります。(弊誌150号の記事「詩を教わることはできるのか――詩との出会いから、中也賞受賞まで」では慶應、早稲田のそれぞれの受賞者、國松絵梨さんと小島日和さんの対談を収録いたしました)。
朔太郎から西脇順三郎、吉増剛造、そして新しい詩人たち――と繋がる流れのなか、いま、朔太郎、そして現代詩をどう捉えるか。
そうした関係で、今回、共催として『三田文學』編集部も本シンポジウムに関わらせていただいています。(また、実は朔太郎は慶應義塾中退という縁もあったりします)
どうぞご参加ください。
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