20231112_産業革命の裏から考えたこと_覇権で読み解けば世界史がわかる_紹介と感想36
はじめに
こんにちは、Keiです。
今まで私にとって"元気が出た"と思ったコンテンツや"役に立つかもな"と思ったコンテンツや考え方を紹介してきました。今回も良い人生にするために"役に立つかもな"と思った考え方を紹介していきます。
参考書
この度、参考にした本は
『「覇権」で読み解けば世界史がわかる』神野正史
です。
内容と感想
前回の記事では"仇敵誕生"までの部分を読んで感じた事を書きました。
今回の記事では"血塗られた繁栄"までの部分を読んで感じた事を書いていきます。
内容
イギリスは対清貿易で売れるものが無く、貿易赤字を生むことになる。そこで綿織物をインドへ持ち込み、インドで製造した阿片(麻薬)を清朝に密輸し、正規の貿易で出た赤字を回収しようとした。
大西洋三角貿易で黒人奴隷の屍を築き上げて始まった産業革命は、インド洋三角貿易によって中国人の犠牲(麻薬中毒)によって維持された。産業革命はイギリス社会にきらびやかな服や文化、建造物をもたらし、一見華やかだがその繁栄は"異民族の屍"の上に成り立った"血塗られた"ものだった。
感想
産業革命の裏まで知ることができ、勉強になりました。正当な貿易で赤字を出した結果、阿片(麻薬)に手を出してしまったという事実、産業革命が黒人奴隷の屍によって始まったという事実、そして中国人の犠牲(麻薬中毒)によって維持されたという事実、同じ"人"がやってしまったこととして受け入れ難いものもあると思いますが、全て忘れてはならないものだと思います。産業革命の恩恵を受けている現代の私たちも、多くの犠牲があったことは知っておくべきだと思いました。
阿片の密輸は、自国の事(利益など)しか考えることができない国が力を手に入れた結果、行ってしまった恥ずべき所業だと思います。国に限らず、会社や個人単位でも自分たちのことしか考えない者が力をつけると起こってしまうものだと思います。現代の社会にも通ずる教訓だと思います。同じ過ちを繰り返さないために忘れずに生きるべきだと思いました。
力がつくことで、できることは増えると思います。しかし、どんなことを行っても良いのかと言うと、それは違うのだと思います。力が有り、及ぼす影響が大きくなるほど、自分の力の使い方は気を付けるべきだと思います。力の使い方を考える事も"力が有る者"の責任のような気がします。"できる事"と"行って良い事"は区別して生きていけると良いと思いました。
以前の記事でも言及しましたが、表に華やかさが場合は、裏に暗い部分があるという点は抑えておくべきだと思いました。
最後に
力が大きくなるほど、できることは増えると思います。力が有り、及ぼすことができる影響が大きくなるほど、自分の力の使い方は気を付けるべきだと思います。"できる事"と"行って良い事"は区別して生きていけると良いと思います。
自分の力の使い方を考え、多くの人のプラスに繋がるような生き方を選択していきましょう!
どなたかの参考になれば幸いです。
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