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怪我に安堵したあの時/野田大晴
お久しぶりです、ご無沙汰しております野田大晴です。
約4ヶ月ぶりにブログが回ってきました。前回ブログを書いたのが箱根予選会前。
同輩・先輩がスーパー日体などの秋冬の記録会に出るのを指を咥えて見ていました。
ようやく今週からポイントに復帰したようです。
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無事走ってます。
★大腿骨と股関節?が折れていた…!★
つい2日前、ポイント練習に復帰しました。
週に2回行われる強度の高い練習=ポイント練習に復帰するのは実に3ヶ月ぶりn回目(n∈ℕ)。
怪我をしてからかなりの時間がかかりました。
入部時に作られた怪我を恐れるリミッターが夏合宿により吹っ飛んでいき、怪我をしてしまった予選会前。
そこからうまく自分のなかの歯車をもとに戻すことができず、痛み止めを飲みながらポイント練習を乗り越える日々。悪循環がついに限界突破し、3ヶ月前に大腿骨と恥骨の疲労骨折と診断されました。
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骨部が濃白くなってると疲労骨折らしい
“疲労骨折”はよく聞く言葉でしたが、いざ自分に降りかかると実感がわかないものです。もちろん痛覚として骨折を実感しているのですが。
箱根ランナーからオリンピック選手など、疲労骨折に苦しんだ、と発言している人をテレビ等でよく見かけます。
同じ怪我を経験したってことは、彼らと同じレベルに立てているんか?^_^
と、ポジティブに捉えるしかないほど、なかなかに苦しい経験でした。
怪我を盾に
足を痛めてから、特に11月頭は、うまくjogすることができなかったり、練習でもスピードを上げられなかったり、本数を減らしたり、毎回痛み止めを服用して出走。
そんな中でも、今は足が痛くても我慢しなければならないとき、と指摘されることも多々。
予選会前から足をごまかしごまかしで、焦りはMAX。
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病院で疲労骨折の診断を受けたことは、良い意味でも悪い意味でも吹っ切れることができたように思います。
言い方は悪いですが、疲労骨折という診断を盾にして防衛することができました。
痛みに耐えながら練習する環境から。
痛みを我慢して練習するという "美談" から。
痛みを押して走る方も多いので、こう考えるのは僕個人の感覚ですが。
もちろん怪我したことは後悔していますし、自分のせいだと思っています。
ですが、あの診断が出た病院の診察内では、そんな気持ちと一緒に、安堵してしまったことを覚えています。
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色んな人に話を聞いてみた
怪我の期間、かなり多くの時間がありました。大学生はこんな感じなのか!?と時間が湧き出てくる日々。
そんな中で、この怪我期間は、いろんな人と繋がりを持ったり、客観的に自分を見る良い機会になった気がします。
とある企業のランニングイベントに参加して、企業様のみる陸上業界のことを聞いてみたり、箱根に向けて応援の声を掛けていただいたり。
#Xiaomipoprun に参加してきました
— 野田 大晴 (@tn_track) December 14, 2023
復帰メニュー1発目として、とても楽しくjogでき、こわだくんから沢山アドバイス頂きました🙇🙇
頂いたSmart Band8やナップサック、愛用します!
イベントで仰ってた #Xiaomi の広報、是非陸上のユニフォームスポンサー、ご検討ください!🫣 https://t.co/JcnhAiR0kP pic.twitter.com/xZkrETogcB
元箱根ランナー・現役箱根ランナーの方とお話させていただき、アドバイスを貰ったり。
高校の部活に顔を出して、顧問の先生と後輩たちから元気をもらったり。
中学受験期の塾の同期とバカ話しながらご飯を食べたり。
競走部OBさんのお仕事にちょこっとだけ協力させてもらって、スポンサーに是非!なんて言ってみたり。
引退した先輩方とご飯に行って、酸いも甘いも経験した4年間を自分なりに噛み砕いたり。
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昔から良くしてくださる大学院の教授に悩みなんか相談しちゃって。
自分が中学の時、高校の時、どうやったら上手くいって、何をしたら上手くいかなくて。今年は何をして上手くいって、何がダメで怪我をしたのか。来年度はどうするのか。
いろんな会話から沢山ヒントをいただきました。
どうやったら恩返しができますかね。
そうだ、箱根に行こう
1500mを頑張った高校時代。
最後まで所属ブロックを中距離と迷いながら、長距離と決断して入寮した3月。
毎日毎日朝練をしてきた今年度。
高3の後半から上手く歯車が噛み合うことなく、今年度は1500m4本、5000m1本、ハーフ1本という数しかレースに出ることができず、1つもベストを更新することができませんでした。
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ときに悩みこむ日には、中距離に適性があるのかな、なんて思う日もあったりなかったり。
ですが、大学入学当初はうっすらしか見えていなかった箱根駅伝という目標を、いまは鮮明に意識することができています。
1つ1つの練習にこだわり、1週間・1ヶ月・半年といった練習の流れを汲めなかった去年。
誇れる109代と一緒に頑張ります。
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どうやら上の学年から若干名、落ちてきそうですし…(!?)
次回はマルちゃんです。テストにとっても根詰めてたみたいですが、守谷ハーフを走って「きつかったぁ」とjog中に話してくれました。
今年も一緒に頑張ろうね!!
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