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ネパール31日目:ズーズーダウ、Farmer's Market、Studio Visit

12月07日(土)
さて、問題です。私は今回のネパール滞在でズーズーダウをいくつ食べたでしょう~?正解者の中から抽選で、当選者の方には私直筆のズーズーダウの絵をお送りします!

ということで、今日の朝食にもズーズーダウをいただきました。本当においしい。さて、今日の予定は、Le Sherpa Farmer’s MarketでDomaさんに会うこと、Takpa Galleryに行ってTsherin Sherpaさんの個展を観ること、Sujan Dangolさんのスタジオに伺うことでした。

Le Sherpa Farmer’s Marketの様子

まずはLe Sherpa Farmer’s Marketへ。前回来たのはたぶん3週間くらい前でした。Domaさんのブースで肉まんの様なBig Momoをいただきました。今回もそれがメインの目的で、あとは少しお土産を買う感じ。ただ、相変わらず現金がギリギリしかなく心配なので、慎重に買い物をしなければいけません。

今日のマーケットも大賑わい。相変わらずDomaさんのブースには人だかりができていて大人気!でもDomaさんのBig Momo食べたらその人気がよくわかると思います。めちゃくちゃ上手いから。ただ一つ難点が、あまりにも人気でDomaさんとはまだ落ち着いてお話ができていないこと。遠巻きにタイミングを見計らって様子を見ていましたが、ず~とお客さんが途切れず。残念ながら、今回も落ち着いてお話をする時間は取れませんでした。まあ、しょうがないですね。

その後はマーケットの他のブースを物色。気になったのは、ネパールのフェルトでできたイエティのキーホルダー、マッド・ハニーと呼ばれるはちみつ、ハーブティー、ハーブの快眠エキスみたいな商品、紙製品。どれもとても魅力的でしたが、予算に限りもあったので、しっかりと値段を伺って慎重にどれを買うか、どれが買えるかを検討して購入しました。

買えなくて残念だったのが、GPI Paper Craftsという団体が販売していた紙のオーナメントなど。販売で得た収益の一部を女子学生への奨学金として支援したり、植林をしたりといった社会的慈善活動に充てているとのことでした。とてもいい活動ですよね。今回は支援できずにとても残念でした。すみません。

マーケットの後は、そこから徒歩で15分ほどのところにあるTakpa Galleryへ。Tsherin Sherpaさんの個展です。ギャラリーにびっしりと二十数点で構成されたシリーズの絵画が展示してありました。「抽象と具象」、「伝統と現代」、「カラーとモノクロ」、「宗教と世俗」、「精神と身体」、「ネパールと世界」と、みたいなところから現代ネパールの生活の変貌ぶりが表現されている様でした。いい作品だなと感心しつつ、どの作品のキャプションにも赤シールが付いていることに気がつきました。

さて、一通り見終え近くのレストンランでバターチキン・カレーをいただき、昨日くらいにインターネットで出会してなんとなく気になっていたPashupatinathに行ってみることにしました。ここはネパール・カトマンズ最大のヒンドゥー教寺院のようで、川のほとりでは火葬をしているとのことでした。

日本人の私からするとヒンドゥー教はやっぱりちょっと距離のある宗教に感じます。どうしていいかよくわかりません。重要な寺院のエリアまで行ってみましたが、ここでもやっぱり外国人価格で入場料1,000NPRが必要とのことでした。手持ちの現金に限界もあり、興味本位で来たところ。ここは雰囲気だけ体験しようと寺院のエリアには入らず、そのエリアのまわりをぐるっと回って帰ることにしました。途中修行者の様な人、火葬場っぽいところ、猿の群れ、空港、ゴミ処理場などを横目にもとのところまで戻って来ました。

それからホテルへ帰り、Sujanさんのスタジオへ行くまでの間の時間は小休憩。ホテルへ戻る最中にHitiで水浴びをしている人たちがいたので、そのHitiの隣のカフェではちみつレモンティーをいただきながら、水浴びの様子を観察。ネパールのお風呂事情とでもいう様子です。この日は土曜日で、水浴びをするのが地域の人たちの習慣のようでした。12月前半でまだ寒いという感じはなかったですが、しばらくして寒くなって来たら屋外での水浴びは大変だろうなと思いました。

さて、Sujanさんのスタジオに伺う予定に時間になり、InDriveでバイクを配車。ホテルから20分ほど移動して、住宅地だったので難しいかなと思っていたのですが、Sujanさんのスタジオに無事到着。聞き慣れた声で迎え入れてくれました。今日はSujanさんのこれまでの活動や作品のことを知りたくてやって来ました。というのも私も常日頃から取り組んでいるコミュニティー・アートをネパールで展開しているということと、会話をしていてアートや地域社会の捉え方が共感できたからです。

スタジオに入れてもらうとやっぱりいい感じのスタジオでした。知人友人の作品が所狭しとディスプレイされているのですが、自分の作品を優先させる様な前のめりな感じはなく、居心地の良いスタジオです。世間話をしていると程なくして、先日Jan Kath Rug + Art Centerの展覧会でキュレーターを務めたRupeshさんと奥さん、そのお子さんがやって来ました。SujanさんとRupeshさんは長年のお知り合いで色々と活動をされて来た仲ということでSujanさんの活動を知るにはとても好都合でした。

都市計画の際のプロテスト、ゴミで埋もれた池の清掃活動、2015年の地震直後の自主的な創意工夫や学びの拠点など、どれも社会課題に対して真摯に立ち向かった活動で多くの賛同者や協力者の自主的な行動で実現したというお話。「この活動の数々やアーカイブって、展示したことあるんですか?こういった活動をもっと多くの人たちが知るべきですよ」とお伝えしたところ、キュレーターのRupeshさんが、「今、それを計画中なんですよ」との返答。良いアーティストとキュレーターの組み合わせです。こういった社会課題に取り組んでいるアーティストは世界中にもいて、それらの事例をアーカイヴィングしているArte Util Archivesを運営する団体や関連団体・個人がいること、また私もそういったネットワークに繋がっていることをお伝えしました。彼らの活動がもっと広く認知され、活動が大きく展開していくことを願います!

さて、そうこうしていたらSujanさんの友人から夕飯のお誘いの電話があり、行きつけのレストランへ移動することに。ネパールの兵士たちの中にはイギリスへ傭兵となって海を渡っていった人たちもいて、そういった人たちの家系が多く住むエリアのレストランで、他の選択肢がないくらいおすすめのレストランだということで連れて行ってくれました!先に来ていたSujanさんのご友人達とがっつりKhukuriを飲んで会話を楽しむことができました!

いや~、良い1日だった~!

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Keijiro Suzuki
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