【いだろぐ698】エフェクチュエーションと飛行機のパイロットの原則-コントロールと予測のバランス
エフェクチュエーションについて学び直しています。
今日は最後の原則「飛行機のパイロットの原則」に焦点を当てていきます。
この原則の核心は、「コントロール可能な活動に集中し、予測ではなくコントロールによって望ましい成果を目指し、帰結させる」ということです。
飛行機には高度なオートパイロットシステムが搭載されていて、計画通りに進む限りは自動で運転が可能です。
しかし、予期せぬ事態が発生した場合、パイロットは操縦桿を取って状況に対応します。
これは、エフェクチュエーションの考え方においても同じです。
エフェクチュエーションは、予測できない未来の中でコントロール可能な要素に焦点を当て、その範囲内で行動します。
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多くの人が、「何か変えたい」「このままではいけない」と感じつつも、具体的に何をすべきかわからない状況に陥ります。
目的を意識しすぎると、行動を起こせなくなることがあります。
また、何かを始めた時、すぐに成果が出ないことがほとんどです。
その時、「これに意味はあるのか?」や「失敗したらどうしよう?」という不安が頭をよぎることもあります。
しかし、パイロットの原則によれば、コントロールできる範囲においては、予測は不要です。
手持ちの手段から、許容範囲の損害内で実行、他者との相互作用のなかで、予期せぬことをチャンスとして活かす。
このサイクルを回し続ける中でもコントロールできることに集中することで、何か新しい可能性が開けるかもしれません。
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昨日、カップラーメンを食べながら歩いている人を見て、驚きました。
個人的には、カップラーメンを食べないし、食べ歩きもしません。
健康的にどうなの?とか
スープこぼしたら、すっ転んだら、どうすんの。
歯磨きしないのか、
そのまま通勤できるのすごくない?
と色々考えてしまうのですが、
しかし、その人は、ただコントロールできる範囲に集中していたのかもしれません。
その様子は、ある意味厚顔無恥にも見えましたが、それくらい予測せず、コントロールできることに集中すればいいのかも、と思いました。
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0から1への変化は、どうなるかわからないところから、実践を通じてのサイクルがイノベーションにつながります。
スティーブ・ジョブズはこう言いました。
私たちの一つ一つの行動が、世界に変化をもたらす可能性を秘めています。
エフェクチュエーション的な思考を持ち、新しい人生にイノベーションを起こすことができるかもしれません。
コントロールできる範囲内に集中、
今日も新たな一歩を踏み出して、変化のサイクルを回し続けるべし。
今日も良い一日にしましょう。
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