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KS
2022年10月18日 18:55
この本はテルマエロマエを書いた漫画家のヤマザキマリが、自身が貧しい芸術家だった時代に読み耽っていた安部公房の作品について、当時の作者と自分の境遇を重ねながら、説明していくものだった。僕自身も一時期安部公房の作品をいくつか読んでいたことがあって、中学の時の読書感想文を赤い繭で書いた記憶がある。一番最初に読んだ新潮社の「壁」の第三部にある作品である。自分が今ちょうど就職をしようとして就職活動な
2020年12月9日 03:10
世の中にはゲイジュツとかケンチクとかと呼ばれるものがあって、ゲイジュツカや、ケンチクカと呼ばれる人たちが、いかにもこれが新しくてよいものだ、という風に自分の作ったものを出してくる。たまにこれはよいなあとわかるものもあるけれど、ほとんどなんのこっちゃわからないものも多い。それが下手に権威のある人のものだったりすると、なんとなくそう思っちゃいけないような気になったり。きれいなものや、気持ちのよ