分かりやすく説明する9/12~責任ある話し方をする
無責任な話し方とは
責任ある話し方とは、言ってみれば自分の言葉で話すということです。といっても分かりづらいかと思うので、無責任な話し方の例を挙げましょう。
「〇〇という形になっております」
「〇〇とご案内しなければならないことになっておりまして」
「私ではちょっと……」
下の2つは分かるけど、「〇〇という形になっております」は聞いたことがある、なんなら使ったこともあるけど、特に問題とは思わないという人も、もしかすると、いるかもしれません。
コールセンターでよくあるクレームの一つが紋切り型の説明しかしないというものです。正しい情報という面では何ら問題はないはずですが、マニュアルを読み上げたような説明はそれだけでクレームになりがちです。
マニュアルを読んでいるだけ、言えと言われたことを言っているだけ、それはつまり、私には責任がないということです。だから、言われたほうは腹が立つのです。
あなたが誰だろうと関係ない。マニュアルにこう書いてあるからその通り案内しているだけ。そんな話し方をされて、理解しようと思うでしょうか。
マニュアルを読み上げて最後に「という形になっております」と言えば、一応文章として成立するので、これは、実際にそうではなくても「今、マニュアルを読み上げています」とアピールしているようなものです。
このような無責任な話し方をやめて、自分の言葉で話すようにしましょう。
この人は私のために話してくれている、そう感じることができれば、人は素直に話を聞き入れやすくなるものです。
<休憩コーナー>
分かってもらいたいのは、こちら側。聞き手が分からないなら、伝わるためにできることは全部やる。
コツはそれだけです。
参考になったでしょうか。
それではまた。
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