リソースベースドビュー
はじめに
リソースベースドビュー(RBV)は資源的アプローチとも呼ばれるが、これはポジショニングアプローチと対になる概念である。RBVの方がポジショニングアプローチより後発であるのには訳がある。
コンピュータ黎明期、IBMが半導体分野の技術トレンドを知っていて、より有利なポジションを得ようとしながら、結局はマイクロソフトやインテルに市場を奪われ、成功しなかったということがあった。
これは、ポジショニングアプローチの限界と指摘された。つまり、戦略そのものより、戦略を有効に実行するだけの資源や能力の方が重要ではないか、という考え方が生まれたのだ。この考え方こそが、リソースベースドビューである。
リソースベースドビュー(RBV)
経営資源をベースに戦略を見る視点
経営資源の分析フレームワーク(VRIO)
主なフレームワークとして、VRIO分析が挙げられる。
VRIO分析
以下の4つの点から自社の経営資源を分析する手法のこと
① Value (価値)
② Rarity (希少性)
③ Inimitability (模倣困難性)
独自の歴史条件・因果関係の不明性・社会的複雑性・特許などに起因する
④ Organizations (組織)
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