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読書と日記:8月21日~8月31日:世の老けすぎを憂う

8月21日(水)、あいざわ遥さんの『薔薇なまいにち①』でリラックス。

久々に漫画本。あいざわ遥さんはデビューの頃から変わらず絵が安定していて好きな漫画家さん。しかも、ここ最近はハーブや薔薇など、わたしも気になっている分野の題材の漫画を書いてくれているので、つい、買って読んだ。次巻は10月発売予定。たのしみだ。


8月22日(木)、池田清彦さんと和田秀樹さんの『オスの本懐』10ページぐらいと、岩井勇気さんの『僕の人生には事件が起きない』を70ページ読み進める。

ハライチの岩井くんのエッセイは、本当に何気ない日常を読ませるな~と感心しながら読んでる。もう事件が起きてしまった岩井くんを『ぽかぽか』や『オドハラ』で観ながら。

(Tverを知ってから、わたしのバラエティー番組ライフは充実した。ありがとう、Tver!)


8月25日(日)、五木寛之さんの『仏教への旅 中国編』を読み始め、岩井勇気さんの『僕の人生には事件が起きない』は読み終わる。

五木寛之さんの『21世紀 仏教への旅』シリーズを図書館で借りてちまちまと読み進めている。

仏教がインド、中国、韓国、日本と伝播していく中でどんな変遷があって今の日本仏教の形になっていったのかを丹念に追っていく旅と思索の記録が面白い。


8月26日(月)、池田清彦さんと和田秀樹さんの『オスの本懐』を読み終わる。

『オスの本懐』は、主に壮年~老年期の男性を対象にしているんだけど、身近な対象年齢の男性であるわたしの父親を思い浮かべては首を捻ってしまうが…うん、知ってる、アレは対象外だ。

自営業で定年制度なんてある訳もなく、昨日で72歳になったハズだけど、髪は黒くてふさふさで、中肉中背で腹筋は割れていて、おまけに先月、カラオケスナックで行きずりの30代男子たちに、50代だと間違われたらしい。

このオヤジが元気なのは、自営業の仕事は順調すぎる程で忙しく、週末ごとに娘たちが孫をつれて家に遊びに来るのが理由かもとは思う。何しろ、気力が充実しているし、孫にもよく懐かれている。

一方、わたしが呑みに行く店には、定年でリタイアして仕事を失い、子供や孫に会う機会も少ない、本人はそれが寂しいことだと思っていないとしても、どことなく、どこにも居場所がないと感じてる背中をしている老人が多い。

わたしにしてみれば、ひどく老け込んでいるなと感じるけれど、それが「みんな」であれば各人が気にすることはないんだろう。

わたしの父親が年齢より若々しいのは、長寿の家系で遺伝的にも老け込む要素が少ないからだと判っているけれど、それにしても世間の人は老け過ぎだと思う。

そういう意味では、この本は老け過ぎを防ぐ一助になると思う。


8月29日(木)、岩井勇気さんの2冊目のエッセイ本『どうやら僕の日常生活はまちがっている』を読み始める。

まったく進路が予測できない台風10号のせいで、九州や四国や本州が大打撃を受けているのをテレビで観ていた。

わたしは陰謀論者なので、渦も消えた「台風のカス」の威力を煽るテレビのバカさ加減に嫌気がさして、岩井くんのエッセイを読んでいた。

在地の札幌は、曇りのち晴れで、畑から大葉を採ってきて肉巻きにして食べた。美味しかった。


8月31日(土)、五木寛之さんの『仏教への旅 中国編』を読み耽る。

雨が降ったりやんだりしている。

リビングのわたしの指定席から見える庭には藤がこんもりと葉を繁らせていて、雨に打たれても、雲が切れて青空が見え太陽の光に照らされても、いつ見ても美しい姿を見せてくれる。

懸命に飛び交っている小さいものが、虫かと思ったら小鳥で、20羽ほどが忙しく出入りしては、ピーチクパーチク騒いでいる。
種類的には、スズメ、シジュウカラ、ウグイスあたりかと思うけど、動きが速すぎて特定しきれていない。バードウォッチング用の双眼鏡が欲しいところ。

…で、結局、リビングだと集中できなくて、自室に籠って読んでた。


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慧|雑想日記
チップありがとうございます。気になる本たちの購入費に充てたいと思います。いつもお読みいただき、ありがとうございます(深謝)

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