一般人が本気でアボカド栽培に挑戦してみた④ [発根ラッシュと実生苗の開花タイプ]
先日、本シリーズ2稿目が突然2つの公式マガジンに取り上げられて驚いているKei Pakalです。
ありがたい事ではありますが、公式マガジン掲載狙いとかはせず、これからも平常心で投稿していきたいです。
↓これらの公式マガジンに掲載されました。
1、発根ラッシュと鉢植え
今冬水耕栽培で育てた国産アボカド達、発根ラッシュです。
ずっとリビングに置いていましたが、今年は暖冬だったせいか、リビングの気温は一度も15℃を下回らず、発根に適した気温を維持出来たようです。
そして面白い事に、比較的小さい種から順に発根しています。よく「種はできるだけ大きい方が良い。小さい種は発芽しにくい。」と言われていますが、真逆の現象が起きているのです。
とりあえず、根が伸びてきた1番小さな種を鉢植えにしました。
スリット鉢に鉢底石を敷き、赤玉土、腐葉土、バーミキュライト(根腐れ防止目的)を混ぜた培養土に種を植えて完成。
「コイツは発芽しないだろう」と思っていた小さな種。どんな成長を見せるか楽しみです。
2、実生株の開花タイプ
そして、アボカドは雌雄異熟花で、品種ごとにAタイプとBタイプという2つの開花タイプに分かれます(Aタイプ:ハス・ピンカートンなど、Bタイプ:ベーコン・フェルテなど)。
アボカドの花には雄花ステージと雌花ステージがあり、2つのタイプで開花時間がズレる事により他株との交配がしやすくなっているのです。
逆に言えば、自家受粉はしづらいので、実を付けたければ両方のタイプを揃える必要があります。
私が接木苗を既に1つ買っているのにわざわざもう一つ実生から苗を作ろうとしている理由はそこにあります。
そして、購入した苗はBタイプのベーコンなので、Aタイプのハスの実生苗を育てて穂木を手に入れて、耐寒性のあるベーコンやフェルテの実生苗を台木として接木しようと考えていたのですが…
ふと「Aタイプの株に結実したからといってその実もAタイプとは限らないのでは?」と思い、軽い気持ちで今流行りのチャットGPT先生に聞いてみたところ、衝撃的な答えが返って来たのです。
「結実した実は異なるタイプになる事が一般的」…!?
いつもは政治家答弁の如く玉虫色の回答をするチャットGPT先生が明確に否定しました。
しかし、念を押して質問してみると…
危うく育てているハスの実生を全て廃棄するところでした…
AIが前言撤回する事なんてあるんですね。やはりこれまで通り自分で調べた方が良さそうです。
ちなみにネット界隈等で詳しく調べてみたところ、確かに親と子で異なるタイプになる事例が見受けられました。
例えば、ハス(Aタイプ)から生まれた新品種がBタイプではないかと言われていたり、庭に植えたメキシコーラ(Aタイプ)の実生樹の開花タイプがBタイプだったと紹介されていたり。
という事は、今手元にあるベーコンやフェルテの種や実生苗もAタイプになる可能性があるという事ですね。
せっかく育てたり接木した苗が全てBタイプだったらどうしようと不安になりますが、せっかくここまでやったので、接木も含めて色々試してみたいと思います。
それでAタイプの株が現れなかったら…その時はAタイプの接木苗を買うか奥の手で人工受粉でもさせましょうかね(笑)
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