見出し画像

男性教員が育休をとってみて

このタイトルで書きたいなーと改めて思ったのが、GEG Fuji(Google Educator Group Fuji)の野中先生に、ティーチャーズRadio3776にお声がけいただいて、GEG Kochiリーダーの一人としてお話させてもらった時です。

「育休とられたんですよね」

今回だけでなく、いろんな方に
「男性なのに育休とったのー。すごいねー。」
言われました。

ティーチャーズRadioで話したことに触れつつ、感じたことをまとめたいと思った次第です。

こちらが前編。

こちらは後編。後編はGEG Kochi関連が多めです。

職場でも男性教員の育休は3例目

「育休を取ろうと思ったのはいつなの」
これもよく聞かれました。

昨今の、子育て事情や世の中の流れとかあるかもしれないのですが、私はもともと「育休が取れるなら取りたい」とずっと思っていました。

なぜ?と聞かれるとなんとも言えないのですが、「だってお母さんが育児のワンオペは大変じゃん?」と子供のころから思っていたことです。

もともと、私の父の仕事が水産業だったので、日常的な時間が真逆なのです。そのため、いろんなことを母親が頑張ってくれていたのを見たからかもしれないです。

職場で男性が育休を取得し始めたのもあって、「育休を取る」ということに抵抗感はなかったです。

取ってよかった育休

もちろん、父親としてきちんとできるだろうかなど、たくさんの不安がありましたし、分からないこともたくさんありました

おむつ替えやミルクなどぎこちない部分もたくさんあったと思うのですが、奥さんが教えてくれたり、一緒に調べてみたりしてくれたおかげで、一緒に育児に関わることができたと思ってます。

本当に感謝しかないです。

育休を取得しないとわからなかったこと、感じにくかったのではということがたくさんありました。
また、奥さんと会話することで、自分の考えと奥さんの考えの違いを知ることもできたし、新しい視点もたくさん増えました。何より、ひと手間増えるのを承知で、自分に奥さんが教えてくれたから育児のことでおいてけぼりにならなかったと感謝してます。

正直、育休を取得して時間がないと、「仕事をしつつ、分からないことだらけの育児に時間を割くことは無理」と感じました。
育児に関わる時間をつくるためにも、男性の育休取得はもっともっと拡がってほしいなと思いました。

育児休業と育児休暇

私が取得することはなんとも思ってなかったのですが、世の中的な話を聞いてると育休のイメージはあまり良くなかったです。

うまくいったよーの記事が多くなるといいなーと思います。
私自身、そんなに偉そうなことは言えないのですが…。

育休の中でも、そもそも育児休業と育児休暇は違うということの認識のズレもあるのかなーと思ったりしました。

(育児休業と育児目的休暇の違い)https://jsite.mhlw.go.jp/okayama-roudoukyoku/content/contents/syuseiji2019-1.pdf

フツー取得する育休は、休業して育児に専念する期間であって、休暇ではないと、認識しないといけないのかなーと思ったりしました。

なので、女性は出産前の産休~育休なわけですが、男性は育休!なわけで、短期間で気持ちを切り替えるのが上手じゃないのかなと考えました。
そもそも短期間で切り替えるのではなく、一緒に気持ちを整えていくほうが良いと思うのですが、そう考えたころには時すでに遅しなんですよね…。

男性教員としてとってみて

調べてみると、まだ男性の育休取得率って低いんですね。
↓ソースが少々古いですが…。

平成27年度公立学校教職員の人事行政状況調査結果(概要)(訂正後)https://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/detail/__icsFiles/afieldfile/2017/07/31/1388484_06_1.pdf

平成27年度公立学校教職員の人事行政状況調査結果より

分からないことだらけで、たくさん奥さんに迷惑をかけた自分でしたが、教員として育休取得してみて、生徒たちにたくさん還元できることがあったなと感じてます。

そもそもそういった制度があるということも生徒と話題にもなりました。「働く」ということがまだ現実感でない生徒たちにとっては、育休はどこかニュースの向こうの世界だったようでした。何かのきっかけになったらなーと思います。

また、スムーズに育休を取得することができた職場のみなさんにも感謝したいです。育休を取れる選択肢が普通にあるという、世の中になって欲しいなと思うし、私自身も変化に対応していきたいなと思いました。


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?