クルミの採集と実食
遊びに来た友人からクルミの実をいただいた
河原に自生していたもので、青々とした果肉がついたままのものだ
果肉が青い実は、土に二週間ほど埋めていると簡単に剥がせる
その場合、素手で作業してはいけない
俺の母が教えてくれたのだが、果肉は染料として使っていたそうだ
茶色く染まるらしい
素手で作業すると、手が茶色く染まってしまい、石鹸でも落とすことができなくなる
果肉を取るだけではクルミの殻は汚い
バケツに入れ荒洗をし、タワシで綺麗にしていく
その作業がとても面倒くさく、今後の課題
そこまでが終わったのが下の写真
日本在来種のオニクルミ
殻にシワシワがあるのが特徴
この他の在来種にヒメクルミがあるが、見たことがない
いつの日か採集、実食してみたい
フライパンで10分ほど煎って殻に隙間が出てきたら終了
中から油が出てきている
冷まして手で持てる温度になったら、マイナスドライバーを隙間に差し込み、こじって割っていく
殻は綺麗に割れるが、実はきれいに取れる場合もあるが、多くがほじって取ることになる
オニクルミは殻が厚く、実は申し訳ないほどに小さい
それでも食べてみると、これがとても美味しい
ネット上では、西洋クルミよりも味はいいと書いている人もいるくらい
野生のクルミがこんなに美味しいことを知り、もっとたくさんクルミが欲しくなった
近くの河原を自転車で散策していると、意外と沢山クルミの木がある事がわかった
だたし、若い木だからか、実がなっていない木が多い
そんな中、大きな木を見つけ、その下に落ちている実を拾う
30分ほどで100個は拾えた
落ちていた実は傷みが進んでいて、土に埋めなくても簡単に果肉がはがせる状態だった
タワシでの汚れ取りがほんとに大変なのだが、すべて終わらせた
拾ってきたクルミ
もらったクルミと比べて細長いのがわかるだろうか
オニクルミは個体差が大きく、大きさ、形に違いが多いらしい
煎って割ったところ
細長い形のクルミでハズレかなと思っていたが、殻が薄く、しっかり実が入っていた
実も取り出しやすく、細い実の方が当たりなんじゃないかと思えてきた
味も抜群だ
ストックされたクルミ
しばらくは楽しめる
味は文句なしに美味しい
しかし、食べられる実の量は少なく、そこまでにかかる手間を考えるとスーパーでナッツを買ったほうがいい
でも、効率などどうでもよく
野生のクルミを採集し食す
そこに贅沢、感動、幸せを感じてしまうのだ
以前、山でクルミを拾い、発芽をさせた
その芽は猛烈なスピードで成長を続け、このままではあっという間に大木になることが予想される
クルミを食べたければ、近くの河原で採集できることもわかり、栽培している胡桃の木は伐採することにした
以下のクルミの発芽記事にそのことも追記したので、興味のある方はどうぞ