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悪くないのかもしれない


家族や友達とケンカしたり仲直りしたりして

優しく受け止めてくれる
おばあちゃんの手を離したくなかった



離れることや別れることが
寂しいって思えることは

すごく幸せなことなんじゃないかって思う


誰かを想い淋しくなること
それほど人を好きになれること


会いたい人がいるということ
それがもう二度と会えない人だとしても


それだけ素敵な出逢いをしたということ



誰かに必要とされたくても
素直になれないから

“一人で生きていく”って
強がってみたりしたけど


自分の気持ちを受け止めてくれる誰かに出逢いたかった


こんな強がりや嘘をつくときにも
なぜだろう…笑ってしまう


自分が傷付いたことはわかっても
傷付けていたことには鈍感になる


「僕はいい奴じゃない」って
あなたは言ったけど
私もいい奴なんかじゃない


ただこんな私でも
好きな人たちのことだけは

ホントに幸せであってほしいと思う


傷付きながら 傷付けながら
大人になってゆくってことなのかな


あんなことを何故言ってしまったんだろう


今も届かない「ごめんなさい」を心に残したまま

時は過ぎ 日々は続いていく



生きていく厳しさは
氷のように冷たいって思っているけど


出逢えた人たち
二度と会えない人たちが残してくれた優しい想いが


冷たい氷を溶かして
あたたかい涙に変えてくれる



「生きていく」ってことは
そのあたたかい涙がこぼれるのなら



そんなに

悪くないのかもしれない













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