消防士は素晴らしい仕事である
消防士は素晴らしい
県庁や市役所などと同じ『公務員』という枠なのに、なぜか消防士は別枠に捉えられている気がする。
顕著なのが、子どもに聞く将来の夢など。
若者が一番なりたい仕事ランキングで毎回上位になら、なんなら今では一位でもある『公務員』。
しかし、それとは別でランクインするのが消防士である。
【みんなのヒーロー】のような役割を担っていることもあり、小さい子どもたちなら一度は消防車や救急車をかっこいいと思ったことはあるのではないだろうか。
なぜか、それらの車は覚えられるのも早い。
確かにかっこいい。
だけど、それはごく一面だけに過ぎない。
組織はどうなのか
消防士という仕事が好きである
という人は多い。
現に私もそうだ。
消防士は憧れだったし、ヒーローだと思うし、かっこいいし、人のためになる。
感謝されることもある。やりがいもあるし素晴らしい。
しかし、組織が嫌いだ
という人はおそらく多い。
なぜなら、そこには世間を騒がせる【働かないおじさん】は多い。
世の中は知らないと思うが、とてつもなく多い。
消防は若者で回っていると言っても過言ではない。
若者がいなくなれば、何もできない人が多いのだ。
時代背景もあるとは思うが、今ちょうど管理職やだいぶ階級が上になってる人が入った頃はまだ、『公務員なんかクソだ』と言われていた時代。
つまり、誰でもなれた時代に公務員を選んだ人たちが多い。
ということは、そんなに能力は高くないし、モチベーションも高くない。
だけど、年数を重ね、簡単に通る上級試験をクリアし、適当な年数を重ねていけばそれなりの位置につけた人たちが、
今の管理職に蔓延っている。
そんな人たちばかりの組織だから、
おそらく入ってきた若者はガッカリし、
しかもその人たちの言うことを聞かないといけないから余計にモヤモヤが溜まる。
その悪循環が、組織が嫌い、しいては消防が嫌いとまで成り下がっている現状はおそらくあるだろう。
それが、現状だ。
しかし、世代は大きな転換期を迎えている。
がんばって消防士になった人たちが、
頭角を現してきている。
その世代に移ろうとしている、今がまさに過渡期である。
これからの組織に期待すること
私は、組織には正直期待しない。
なぜなら、公務員に染まっているから組織は変わらない。
いや、変えようとする人はおそらく出てこない。
公務員はマイノリティは消され、マジョリティで動く人たちだから、変わり者はある意味で排除される。
それが、消防組織というものだ。
まとめ
消防士は素晴らしい。
しかし、組織まで素晴らしいのは珍しいと思う。
目指すのはとても素敵なことであるが、絶対に定年退職まで働いてやる!という意気込みは考えものである。
時代は変わる。
これから先10年で大きく変わる。
信じられない速さで、公務員が置いていかれる現実が待っている。
それはまるで、ここ15年以内にスマホが全世界へ普及したように、その中でもガラケーで生きているようなものだ。
いわば、ガラケーが公務員である。
その世界線の中でも耐えれるならば、
目指してみるのもありかもしれない。
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