【世界海洋デー】リバークリーンの約束①【6月8日】
海洋ゴミが増え続けている。
決まり文句のように言われて久しいが、「増え続けている」を示すデータが見つからない。
少なくとも10分ググっただけでは。
ほんとうに増え続けているのだろうか?
誰か教えてくれ。
「海洋ゴミ」と入力して検索ボタンをポチ。
検索結果上位50ページのタイトルとディスプリクションをざっと見る、
それっぽいページをすべて新規タブで開く。
どれどれ。
1タブずつ見ていこう。
……。
プラスチックばかりだな。
海洋ゴミ全体を示すデータがない。
「増えている」と簡単に言う割には、どこもデータを示していない。
肝心なところを大股で跨いで「さぁ、問題はプラスチックなのだ」としている。
なぜだろう。
初めからプラスチックに誘導されてるのか? って疑いすら覚える。
国立国会図書館に行けば手がかりとなる資料は見つかるだろうが、黒ずくめの男達はそれすら焼き尽くしているはずだ。
データがないのだからそう思われても仕方ない。
それとも、本当に海ゴミはすべてプラスチックなのか?
プラスチックの調査回数が多いからだろうか?
プラスチックは浮いて漂着するから数えやすい?
海ゴミ全体に言及すると既得権益が崩れるのか?
誰か、愛していると言ってくれ。
ちなみに、こんなデータはある。
浜辺を歩いてたら「見つかる」なのか、海底へ探しに行ってやっと「見つかる」なのか。
はたまた、無作為に抽出した世界中の海水をマサチューセッツ工科大学の研究室で調べて「見つかる」なのか。
いずれにしろ、このデータを見る限りまず減らすべきはプラスチックの釣り糸だ。
つまり、漁業の網。
漁の仕掛けだ。
マイクロプラスチックやペットボトルをどうこうするのもいいが、その3倍多いとされるプラスチックの釣り糸をどうこうしたほうが建設的だ。
漁業の改革や規制は人々の生活に直結する。
どの国も自国の一次産業と労働は守らねばならない。
「いいか、明日から網使うな。サステナブルな漁しろ」
と言うのは現実的ではない。
言ったとて農林漁業系団体はカビゴンのように動かないし、言った政党は次の選挙で負けるだろう。
ちなみに、選挙結果を「勝ち負け」で表現する意味がわからない。
小学生のころニュースステーションを見て思った。
脱線した。
変化は誰のメリットにもならないから蓋をしておく。
蓋が締まらないほど満杯でも、タンクにヒビが入っていると知っていても。
「昨日もそうだったから」でやりすごせる。
従来のシステムによると、決定者は毎年3月に任期満了で異動になる。
それまでの辛抱だ。
明日も明後日もこれでいい。
これまでだってみんなこうしてきたんだから、わざわざ私が尻拭いする必要はない。
早く帰って夕飯にしよう。
誰かが文句を言いながら作ったテレビを、文句を言いながら見よう。
人口の割合が大きい年寄りは、年寄りのために仕事をする。
こうして海洋ゴミの話はどこかへ流れていく。
話がとっ散らかってきた。
整理しようと思ったが30分以上経っているので、続きは次回にする。
次回のテーマは「子どもたちを考えて選択できる?」の予定。