砂の器〜映像化の妙
阿刀田高さんが
松本清張の短編集の解説で
書いておられましたが、
『砂の器』は
推理小説としては?マークが
付くのだとか。
(映画は大絶賛)
確かに多少ご都合主義のところも
ありますが、
老婆は中学時代に無垢な心?で
読んだせいか、
犯人に至るまでの推理の過程が
非常に興味深く、惹き込まれました。
と言っても
確か映画を観てから
原作を読んだのでした。
1974年公開
松竹映画
監督 野村芳太郎
脚本 橋本忍 山田洋次
音楽 芥川也寸志
豪華キャストはこちら
森田健作 初々しい若手刑事
(元千葉県知事)
丹波哲郎 渋いベテラン刑事
加藤嘉 余人に代え難い
緒形拳 善意の人
島田陽子 可憐
加藤剛 知的で影のある主人公
そして子役の素晴らしさ!
テーマの交響曲『宿命』と
父子の旅路。。。
涙が止まらない
(あちこちからすすり泣きの声が)
原作には描かれてない場面を
生み出す
想像力と創造力。
映画『砂の器』で
原作を凌駕する
脚本力を知りました。